2008 Fiscal Year Annual Research Report
膜交通における選別輸送の分子機構の解明と植物の高次システムへの展開
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20001009
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Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
中野 明彦 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (90142140)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植村 知博 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教 (90415092)
佐藤 健 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (00303602)
平田 龍吾 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 先任研究員 (60260197)
黒川 量雄 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 専任研究員 (40333504)
富永 基樹 独立行政法人理化学研究所, 中野生体膜研究室, 研究員 (50419892)
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| Keywords | 膜交通 / 選別輸送 / ライブイメージング / 出芽酵母 / シロイヌナズナ |
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| Research Abstract |
本年度は,出芽酵母と高等植物シロイヌナズナを主な材料に用い,膜交通の選別輸送の分子機構と植物の高次システムへの展開に関する以下の研究を行った。
1. 膜交通の可視化による選別分子機構の解明
(1)ゴルジ体槽成熟の分子機構 : 可視化積み荷マーカーの選抜
(2)COPII小胞がゴルジ槽を形成する分子機構 : 時空間制御
(3)ポストゴルジネットワーク : エキソサイトーシスとエンドサイトーシスの交差点の理解
(4)共焦点レーザー顕微鏡の改良開発 : 感度と時間分解能の向上
(5)FRETイメージングによる活性と分子間相互作用の可視化 : プローブの開発
2. 生化学的再構成と1分子観察による選別分子機構の解明
(1)COPII小胞形成の完全再構成系 : GTPase活性の制御に着目
(2)人工膜での1分子観察 : 系の最適化
3. 高等植物における膜交通の役割
(1)Rab5GTPaseをツールとした植物エンドサイトーシスの研究 : 制御因子とエフェクターの遺伝生化学
(2)植物のポストゴルジ膜交通の解明 : マーカーとしてSNAREに着目
(3)液胞形成と分化が植物の高次機能で果たす役割の研究 : マーカー確立と可視化
(4)細胞極性形成と維持 : ミオシン分子種のクローニングと機能解析
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