2012 Fiscal Year Annual Research Report
史料デジタル収集の体系化に基づく歴史オントロジー構築の研究
Project/Area Number |
20222001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
林 譲 東京大学, 史料編纂所, 教授 (00164971)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 伊徳 東京大学, 史料編纂所, 教授 (90143536)
保谷 徹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60195518)
久留島 典子 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70143534)
山家 浩樹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60191467)
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Project Period (FY) |
2008-05-12 – 2013-03-31
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Keywords | 日本史 / 史料 / デジタル / アーカイヴハブ / 歴史知識学 / オントロジー |
Research Abstract |
東京大学史料編纂所が60年間にわたって収集・蓄積した採訪史料マイクロフィルムをデジタル化し、ボーンデジタルによる収集の仕様を確立し、一点目録情報などのメタデータを付与したデジタルデータを格納するアーカイヴハブ(デジタル画像史料収蔵庫)を構築し公開した。あわせて、デジタル画像史料群に基づく先端的プロジェクト・歴史オントロジー構築の研究を推進し、研究成果を公開した。 2012年度における特記すべき具体的な成果は、1)アーカイヴハブの構築に関して、①採訪史料マイクロフィルム(国内)のほぼ全部にあたる418万コマのデジタル化を完了。②メタデータ検索と画像閲覧を実現するための一点目録約100万件余りの作成を終了。2)システム開発に関して、③歴史オントロジー構築の研究に関する「史料所在地オントロジー検索システム」を開発・実装。④デジタル画像アップロードツールの改善を実施。3)先端プロジェクトの推進に関して、⑤秋田県公文書館との連携システムを実現。⑥史料編纂所歴史情報処理システム(SHIPS)「古文書フルテキストデータベース」上に『増訂織田信長文書の研究』収録文書の全文データを追加。⑦金光図書館所蔵具注暦のデジタル化・目録作成を進め『金光図書館の具注暦』(『東京大学史料編纂所研究成果報告2013-1』として刊行。⑧SHIPS「電子くずし字字典データベース」と奈良文化財研究所「木簡画像データベース・木簡字典」との連携を推進。5)研究集会の実施に関して、⑨2013年2月28日に、研究期間5年間の成果を総括する公開研究会を開催。 これらの成果を踏まえて、2013年6月28日に、研究成果報告書『史料デジタル収集の体系化に基づく歴史オントロジー構築の研究』(東京大学史料編纂所研究成果報告2013-2)を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(73 results)