2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20240007
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
塚本 昌彦 Kobe University, 大学院・工学研究科, 教授 (60273588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 努 神戸大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70324861)
義久 智樹 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00402743)
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Keywords | ユビキタスコンピューティング / プログラム言語 / 論理プログラミング / オブジェクト指向 / 群コンピューティング |
Research Abstract |
本研究では、多数の超小型コンピュータを「群」としてプログラミングする新しいパラダイムの実現を目指している。本年度は、群コンピューティングの実現に向けてのプログラミングモデルの検討を行い、プログラム言語の設計を行った。全体を三層に分けて設計し、メタプログラミングのための論理プログラミングの枠組み、グローバルプログラミングのためのオブジェクト指向プログラミングの枠組み、ローカルプログラミングのためのルール処理エンジンを考えた。また、群制御の枠組みとして、プロジェクタなどの光を用いて制御する方式や、無線放送通信を用いる方式、個別にマイコンにプログラムを格納する方式を実装し、群制御の有効性や要求事項を抽出した。これらの研究成果は、4件の国際会議および14件の国内研究会等で発表し、優秀論文賞や発表賞を受けるなどの評価を得ている。本年度の研究成果はそれぞれ要素技術の一部分を実現するものであり、まだまだ全体はバラバラの状態にあるように見えるが、全体を統合するコンセプトに関してはすでにある程度固まっており、今後論文としてまとめていく予定である。本研究で実現しようとしている全体プログラミングは分散コンピューティングの新しい形態であり、多数のユビキタスデバイスを統合的に扱うための有望な手段であるため、本年度の研究成果を基に全体を統合していくことで、目標を達成できるものと考えている。
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Research Products
(14 results)