2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20240007
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
塚本 昌彦 神戸大学, 工学研究科, 教授 (60273588)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 努 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (70324861)
義久 智樹 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00402743)
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Keywords | ユビキタスコンピューティング / 全体プログラミング / マクロプログラミング / モバイルエージェント / プログラム変換 / センサネットワーク / 群コンピューティング / メタプログラミング |
Research Abstract |
ユビキタス環境において多数のユビキタスデバイスによる群コンピューティングを実現することを目標として、環境内に数百から数千個規模のユビキタスデバイスが存在するときに環境内のデバイス全体を対象としたプログラミングを行えるような方式を確立している。本年度は、複数のLEDマトリックス上で光パターンをエディットする方法、グローバル通信とローカル通信を組み合わせてトポロジを構築していく方法などを開発してきた。またプログラム方式として当初はルールベースの枠組みを考えてきたが、本年度は特にルールベースからの拡張としてプログラム変換やモバイルェージェントの枠組みを考えた。これまでの研究の結果として、多数のデバイスを連携動作させる群コンピューティングには.個々のデバイスがどのようにつながっており全体の中でどのような位置にあるかを知り、それをうまく利用して役割を果たしていくことが重要であることが分かっているが、これらは当初オブジェクト指向、論理プログラミング、メタプログラミングなどの枠組みをうまく組み合わせることで抽象化できるものと想定していたことに反するものである。つまり、トポロジのコーディングがこれらの枠組みにはアプリオリには備えられていないことから、サンプルアプリと実応用の間には重大なギャップがある。このような研究の過程で、格子状の有線ネットワークがローカルトポロジとグローバルトポロジの関係が比較的自明である(ホップが座標に対応する)ことから、モバイルエージェントの組み合わせにより、シンプルでミクロなトポロジに基づいて実行可能なプログラムで、マクロな挙動を制することが可能であることに気づき、今年度より簡単なシステム構築を進めながら方式検討を行っている。
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Research Products
(25 results)