2010 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノムデータからの予測・発見・推論の統合化のための統計学と機械学習の融合
Project/Area Number |
20240028
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
江口 真透 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (10168776)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗木 哲 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 教授 (90195545)
藤澤 洋徳 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 准教授 (00301177)
逸見 昌之 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 助教 (80465921)
小森 理 統計数理研究所, 予測発見戦略センター, 特任研究員 (60586379)
松浦 正明 (財)癌研究会, ゲノムセンター情報解析部門, 部門長 (40173794)
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Keywords | ゲノムデータ / 予測 / 機械学習 / パタン認識 / 高次元標本 |
Research Abstract |
遺伝子多様性から本質的に起因する統計的課題:p ≫ n問題の解決するために多方面にわたる研究を行った.特に単一の遺伝子にだけに着目してその発現量と表現形との関連を調べるアプローチと,複数の遺伝子発現データを結合させて予測するアプローチを融合的発展させることに成功した.実際の個人化医療につなげる予測スコアーの具体化について一定の道筋がついた.その統計理論の整合及び,実際に国立がんセンターや三菱化学技術化学センターとの共同研究を通して経験を積み重ねた. ○4月にNational Taiwan Universityにおいて「Tutorial Workshop on Learning with Information Divergence Geometry」で講義を行い,数学研究科,情報科学研究科の大学院生に機械学習と統計学の適切な理解を提供して,融合的発展をさせる能力を備えることの動機付けを与える. ○6月の末からプラハに於いて開催されるICORS (International Conference on Robust Statistics)2010に出席して,教師なし学習のためのブースティング法について招待講演を行った. ○8月にライプチヒに於いて開催されるIGAIA (Information Geometry and its Applications) IIIについて情報幾何の立場から教師なし学習のためのブースティング法の幾何的な構造について招待講演を行った. ○11月に当研究所が招聘するジョン・コーパス教授(ウォーリック大学)と観察研究の統計推測とメタアナリシスについて集中的な考察・検討を行った.
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Research Products
(17 results)