2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20240065
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
前橋 明 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (80199637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅川 和美 山梨大学, 医学部, 教授 (60283199)
本保 恭子 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 教授 (20157845)
石井 浩子 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (70353141)
奥富 庸一 倉敷市立短期大学, 保育学科, 専任講師 (00375445)
長谷川 大 立正大学, 社会福祉学部, 助教 (60552908)
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Keywords | 幼児 / 児童 / 健康づくり / システム構築 / 子育て / 生活実態 / できたかな?ちぇっくし一と / 生活リズム |
Research Abstract |
2010(平成22)年度は、子どもたち個人へ向けた個別健康カード「チャレンジカード」や「できたかな?ちぇっくしーと」を創作して、生活リズム向上のための指導を行った。生活改善を目的としたチャレンジ週間を設定し、「チャレンジシート」を用いて生活改善計画を実践した。 また、3年間を通して、次の2点を継続した。 (1)生活調査の結果から得られた知見を生かして、子どもたちの抱える問題点や課題から、それらを改善するための計画を立案し、(2)調査地の行政(教育委員会、保育課、生涯学習課など)や関連団体と連携し、現地でできうる対策を立てて、啓発活動と実践活動を実行した。 なお、啓発・実践活動のスローガンとして、「食べて、動いて、よく寝よう!」を掲げた。それらを、指導・啓発した内容とともに以下に示す。 (1)食べて:朝食には、睡眠で低下した体温を上げ、からだを活性化させるウォーミングアップの効果がある。朝食を抜くと、脳が栄養失調状態になり、集中力に欠けたり、イライラしたりすることにもなる。(2)動いて:運動によって、体温調節のできる(産熱・放熱機能のよい)からだ、言い換えれば、自律神経の働きの良い、意欲的で自発的に行動できる力を培ってくれる。最も効果的なのは、日中、とくに午後3時~5時の間の運動あそびである。運動のおもしろさや爽快さ、人とかかわる集団あそびの楽しさの魅力を体験させよう。(3)よく寝よう:日中にからだを動かすあそびをすることで、情緒の解放を図り、心地よい疲れで質の良い睡眠が得られる。午後9時までには自然に眠れ、そして、夜間は、連続した10時間以上の睡眠が必要不可欠である。
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Research Products
(76 results)