2011 Fiscal Year Annual Research Report
デニズンシップ:非永住・非同化型広域移民の国際比較研究
Project/Area Number |
20241057
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 均 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50154844)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒 このみ 外国語大学, 外国語学部, 教授 (90119529)
山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 准教授 (80334308)
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Keywords | 移民 / ヒスパニック / 欧州ムスリム / ニューカマー |
Research Abstract |
(a)国際シンポジウム(2回):2011年4月17日に日仏会館との共催でシンポジウム「移民と国境」を実施し連携研究者増田と外村が報告を行った。6月25日には連携研究者遠藤の司会のもと、海外連携研究者Henry Yu、Yen Espirituらを招聘して東京大学でシンポジウム「移民・難民・市民権~環太平洋地域における国際移民~」を実施して、対象地域の最先端の研究状況を知るとともに、本研究課題の成果を提示して研究を総括した。 (b)研究会:定例研究会3回を行い、上記シンポジウムの成果を踏まえ、10月3日に総括研究会を実施し、積み残された課題を検討.してそれを託する次期研究課題の構想を練った。 (2)総括フィールド調査の実施 (a)代表者高橋を2011年9月にパラグアイ・ブラジルへ、連携研究者木村を2012年3月にボリビア・ペルーに派遣して観察・聞き取り、資料調査・収集を行い、ラテンアメリカ分野の調査を総括し、次期研究課題に託す諸問題の予備調査を行った。 (b)連携研究者足立を8~9月にフランスへ、同じく増田を2012年3月にドイツ・フランスに派遣し、先端事例〈在欧ムスリム〉についての調査を総括し、,次期研究課題に託す諸問題の予備調査を行った。 (c)連携研究者外村を8~9月に韓国に派遣し、さらに遠藤と外村を2012年3月にフィジー諸島共和国およびソロモン諸島に派遣し、参照事例〈在日韓国・朝鮮人〉と古典事例〈華僑・印僑〉についての調査を総括し、次期研究課題に託す諸問題の予備調査を行った。 (3)資料収集文献資料を国内外で収集し、アメリカ太平洋地域研究センター等に収蔵・保管し、東京大学の学外者にも有効利用できる体制を作った。
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Research Products
(23 results)