2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20242026
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
菅原 和孝 Kyoto University, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (80133685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 素二 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50173852)
水谷 雅彦 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50200001)
木村 大治 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (40242573)
内堀 基光 放送大学, 教養学部, 教授 (30126726)
青木 恵理子 龍谷大学, 社会学部, 教授 (40180244)
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Keywords | 身体化 / 身ぶり / 感情 / 環境認識 / 宗教実践 / 記憶探索 / アフォーダンス / 心身二元論批判 |
Research Abstract |
(1)研究組織:研究分担者の他に、藤田隆則(京都市立芸術大学)、定延利之(神戸大学)、高木光太郎(青山学院大学)、鈴木貴之(南山大学)の計4名を連携研究者とした。(2)全体の研究活動: (a)計5回の研究会を開催し、計8名が研究発表したうえで、出席者全員で討議を行った。発表者とテーマは以下の通りである。菅原「人類学における身体化された心の系譜」、大村「アフォーダンスと記憶」、鈴木「哲学における身体化された心と表象主義」、木村「相互行為における参与者の同型性」、青木「声の力に関する現象学的考究」、定延「文法の身体的動機づけ」、藤田「民俗芸能における暗唱」、高木「自白における記憶の共同探索」。(b)ウェブサイトを開設し、研究成果の公表を開始し、逐次更新中である。(c)研究代表者と研究分担者は、文化人類学・心の哲学・認知科学・宗教学の文献資料を収集するとともに、コンピュータ・システムの環境を整備した。(3)個人別の研究活動: (a)菅原はボツワナのグイにおいて性・生殖に関わる規範が相互行為の場に浸透する過程を分析した。(b)松田は西ケニア独立教会の資料を収集した。(c)水谷は会話の倫理学に関わる理論的進展をみた。(d)木村は相互行為に関わる理論を深化した。(e)内堀は心の身体的所在をめぐる比較民族学のために資料収集を行なった。(f)青木は詩的発話に焦点をあて情動経験と身体的共感を解明する理論枠を整備した。(g)河合は北ケニア牧畜民トゥルカナにおいて空間認識に関わる比較資料を収集した。(h)大村はカナダ・イヌイトにおいてアフォーダンスと連動して生成する記憶の様態を解明するための資料を収集した。(i)石井はインドのマイソールで宗教的実践を通した社会的現実の生成を解明するための資料を収集した。連携研究者は全員が研究会で発表したので、上記を参照のこと。
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Research Products
(23 results)