2009 Fiscal Year Annual Research Report
現代日本の階層状況の解明―ミクロ-マクロ連結からのアプローチ
Project/Area Number |
20243029
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 嘉倫 Tohoku University, 大学院・文学研究科, 教授 (90196288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 博之 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (60135647)
尾嶋 史章 同志社大学, 社会学部, 教授 (30177224)
斎藤 友里子 法政大学, 社会学部, 教授 (80278879)
三隅 一百 九州大学, 大学院・比較社会文化研究院, 教授 (80190627)
石田 浩 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (40272504)
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Keywords | 社会階層 / 社会移動 / ミクロ-マクロ連結 / 社会格差 / 不平等 / 階層意識 / 公共性 |
Research Abstract |
本年度は、3年計画の第2年目になるので、昨年度に立ち上げた研究体制に基づいて、6つの研究班-ライフコース・多様性、階層構造・格差、教育、社会移動、階層意識、公共性-がそれぞれ1回の会合を開き、各領域における研究を深化・発展させ、研究班メンバーは後述する書籍用の原稿を執筆した。また全体集会を1回開催し、各研究班における研究活動の成果を研究プロジェクト全体として共有するとともに、書籍用原稿の相互調整や相互引用の可能性について検討した。さらに、海外共同研究者のデービッド・グラスキー・スタンフォード大学教授とメアリー・ブリントン・ハーバード大学教授とは、両人が東北大学に招聘された機会に、集中的に議論をして、研究プロジェクトの方向性を確認した。 これらの研究活動の成果として、今秋に東京大学出版会から3巻シリーズの書籍を刊行する予定である。書籍用原稿はほぼすべて集まっており、現在は研究代表者と研究分担者が集まった論文の相互調整を行う作業を進めている。第1巻は、社会的にも注目を集めている社会格差の問題を労働市場の制度や構造に着目して分析した論文を収録した。第2巻は、社会階層と社会移動の趨勢と比較という視点から制度と社会階層・社会移動の関係を捉えつつ、ミクロ-マクロ連結にアプローチした論文を収録した。第3巻は、社会の流動化の中の社会意識に焦点を当てて、社会意識からミクロ-マクロ連結を捉えた論文を収録した。
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Research Products
(68 results)
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[Journal Article]2009
Author(s)
香川めい
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Journal Title
『高校生のための社会学』(高校生のための社会学編集委員会(編))(ハーベスト社)
Pages: 138-147
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[Journal Article]2009
Author(s)
菅澤貴之
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Journal Title
『現代の高校生は何を考えているか-意識調査の計量分析をとおして』(友枝敏雄(編))(世界思想社)
Pages: 87-114
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