2009 Fiscal Year Annual Research Report
社会的排除のリスク予防の政策プログラム研究-その原理、開発、評価の日英比較-
Project/Area Number |
20243031
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
木戸 利秋 Nihon Fukushi University, 社会福祉学部, 教授 (30224992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 隆之 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (70183580)
伊藤 文人 日本福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (40367727)
丹羽 啓子 日本福祉大学, 健康科学部, 准教授 (10331646)
丹波 史紀 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (70353068)
谷口 由希子 日本福祉大学, 福祉社会開発研究所, 客員研究員 (80449470)
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Keywords | 社会的排除 / 貧困 / イギリス / 社会的包摂 |
Research Abstract |
本年度は(1)英国の社会的排除のリスク予防プログラムの研究、(2)日本における包摂アプローチの開発と運用に関わるプログラム研究、(3) 日英シンポジウムの実施、の3点を中心として研究を行った。 (1)に関しては英国のリーズ市の社会的排除のリスク予防の取り組みに焦点をあて、事例検討を行った。リーズ市の高齢者に対する近隣スキームについて、その組織、運営、行政の関与と地域の役割などを考察した。その成果の一部は(3)日英シンポジウムでの報告原稿を当日資料として配布した。社会的排除と包摂に関する原理的な検討を伊藤が行った。こうしたメゾレベルでの英国の具体的な成果は、わが国ではまだ知られていないものである。 また研究課題(2)に関しては、平野が地方自治体の社会的包摂の視点も考慮した地域福祉プログラムについて実態調査を行い、理論枠組みを提起した。また離島・過疎地域での社会的包摂プログラムづくりについて、佐渡市を素材にして、木戸、丹羽が調査・報告を行った。丹波、谷口は、それぞれ生活保護、児童の貧困に関して、研究を進めた。 研究課題(3)について、東京、名古屋、新潟においてリーズ市からの代表団を4人(福祉事務所2人、民間福祉組織1人、大学研究者1人)をむかえ、研究会および公開シンポジウムを開催した。同時に、日本において社会的包摂にむけて取り組んでいる保健医療、福祉組織を視察してもらい、日本の関係者との情報交換などを行った。
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Research Products
(7 results)