2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20245032
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
北爪 智哉 Tokyo Institute of Technology, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (30092547)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 孝 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 教授 (40191267)
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Keywords | フルオリナーゼ / フッ素系物質 / 分解菌 / 酵素反応 / 放線菌 / 培養 / 酵素活性 / 資源循環 |
Research Abstract |
フッ素資源循環システムの構築 BF_4系のイオン液体を分解させて発生したフッ化物イオンをフッ素源として、フルオリナーゼを活用してフッ素化反応を行い、基質SAMにフッ素を導入し生成物として5'-FDAを創製できた。また、放線菌(Strepomyces cattleya)を用いることにより、生成物として4-フルオロトレオニンが創製できることも見いだした。Rhadococcus sp.140により工業的に利用されているフルオロベンゼン、トリフルオロメチルベンゼン等を分解し、生成したフッ化物イオンを再利用するフッ素資源循環システムの構築への可能性を見いだした。 SAM合成酵素 SAM合成酵素であるS-adenosyl-L-methionine synthetase(MetK)を利用し、ATPとL-methionineから系中で直接不安定なSAMを生成させ、同一系に存在させたKFとフルオリナーゼにより5'-FDAを得ることに成功した。ATP、L-methionine、KF、フルオリナーゼ、MetKからなる系の開発により、5'-FDAを容易に安価な原料から創製することが可能となった。 5'-fluoro-5'-deoxyadenosine(5-FDR)の創製 SAM、KF、フルオリナーゼ、methylthioadenosine nucleosidase(MtnN)からなる系の開発により、直接SAMから5-FDRを合成するルートを切り開くことが出来た。
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Research Products
(3 results)