2008 Fiscal Year Annual Research Report
先進安全自動車構想を実現するワイヤレスネットワーク技術の研究
Project/Area Number |
20246066
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
中嶋 信生 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 教授 (70323889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
唐沢 好男 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (40313407)
本城 和彦 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90334573)
山尾 泰 電気通信大学, 先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター, 教授 (10436735)
藤井 威生 電気通信大学, 先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター, 准教授 (10327710)
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Keywords | 交通事故予防 / 路車協調システム / 車車間通信 / 自律分散情報交換 / 高精度測位 / 無線伝送 / マンマシンインタフェース / 低相互変調歪回路 |
Research Abstract |
交差点の伝搬モデルの確立を目指しレイトレーシングを行い、計算時間の短縮を図った。 衝突回避にはGPSによる高精度測位データが重要であるが、建物密集エリアでは精度が劣化するため、これを評価するためにトータルレコーディング方式受信システムを構築した。 見通しの無い交差点でインフラと車の連携による高信頼通信システムを実現する方法として複数の中継局をネットワーク化し、複数の周波数帯を用いて再送信を行うシステムを提案し、5.8GHz帯と700MHz帯を用いた場合の基本性能をシミュレーションにより確認した。 近傍車車間情報共有の一手法として、車両に設置したGPSによる位置情報を基準として時間・周波数を適応的に利用するTDMA/OFDMのフレーム割り当てを行い、周囲の端末との間での相互干渉を回避した上での情報交換を行う手法の検討を行った。本検討では位置情報をマッピングする際に相互干渉を想定し、必要とされるエリアの通信をお互いに干渉とならないようにフレーム割り当てを行うことで、高信頼に情報共有を行うことを可能とした。 歩行者の安全性向上に向けて、GPSによる人の絶対座標高精度検出、車からの人の相対位置高精度検出を実験的に検討した。後者では車で歩行者からの電波の到来位相を3点で測定する方法で、1m程度の位置検出精度を得た。 5.8GHz帯を中心としたマイクロ波帯でのモジュール部品の高精度設計のべースとなるFDTD法による電磁界・半導体同時シミュレーション技術を確立し、マイクロ波帯GaN-HEMT高効率増幅器、プリディストータ内蔵低ひずみGaN-HEMT増幅器、超広帯域低雑音InGaP/GaAs HBT MMIC増幅器,超小型広帯域アンテナを実現した。
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Research Products
(22 results)