2010 Fiscal Year Annual Research Report
VFM向上を目指した公共調達基本システムのモデル化
Project/Area Number |
20246072
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小澤 一雅 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80194546)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 宏隆 京都大学, 大学院・経営管理研究部, 教授 (80344018)
遠藤 和義 工学院大学, 工学部, 教授 (20194029)
堀田 昌英 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50332573)
大橋 弘 東京大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (00361577)
渡邊 法美 高知工科大学, 経営学部, 教授 (30240500)
|
Keywords | 建設マネジメント / 公共調達 / VFM / プロジェクトマネジメント |
Research Abstract |
本研究の目的は、公共調達の基本システム全体を見直し、その再構築を図るために、今後数十年の活用に耐えるValue for Money(VFM)向上を目指した基本システムの提案とその運用に必要な分析手法を開発することを主眼としている。前年度までの成果に基づき、以下を実施した。 (1)基本システムのモデル化と評価視点の再整理 公共調達に求められている現在の社会的要請に応えることができ、将来の多様な事業スキームに対応できるよう公共調達の基本システムを多元的な視点から検討した。現状の建設市場の環境の下で発生している課題を解決するための方策、将来の多様な事業スキームに対応できる制度を、それぞれの諸法令の観点から改良案を考案した。さらに、基本システムの運用を図る際に必要となる分析・評価手法の開発の基準となる評価視点の再整理を行った。 (2)公共調達制度の運用に用いる分析手法の開発 公共調達制度を運用するにあたって、その実施効果を測定する指標と測定方法、並びにこれを分析し、評価する手法を開発した。これは、(1)適切な競争環境が整備されたかどうか?(2)技術力が適切に投入されたかどうか?(3)事業の価値(品質を含む)が向上したかどうか?(4)事業の発展が見込まれるかどうか?等の視点からVFM向上の効果を、事業のプロセス段階、事業完了時、運用・維持管理段階のそれぞれで活用できる手法を目指したものである。
|
Research Products
(21 results)