2009 Fiscal Year Annual Research Report
液中プラズマ放電による合金ナノボールの創製と機能性発現のための物性測定
Project/Area Number |
20246094
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
渡辺 精一 北海道大学, 大学院・工学研究院, 教授 (60241353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保田 英洋 神戸大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60210259)
庭瀬 敬右 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50198545)
西口 規彦 北海道大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40175518)
大笹 憲一 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (90111153)
三浦 誠司 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50199949)
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Keywords | ナノボール / プラズマ放電 / 強非平衡系科学 / 電子顕微鏡 / ナノ粒子 / 液中プラズマ |
Research Abstract |
本研究の目的は,申請代表者らが開発したグロー放電による液中プラズマ利用の新規金属ナノボールの製法を活用し,各種金属と合金材料を出発原料としたナノボール創製研究と機能物性発現の物性解析評価,および作製したナノ粒子を利用した新規機能材料の開発基礎のための材料設計を行ことである.今年度の以下の成果をもとに特許申請,投稿論文の準備を進めているところである. H21.10月頃,レーザーを利用したナノボールのパターン配列を調べていたところナノボールの配列とともに母材の表面構造にも周期構造が同時に現れることを発見した.このため,複数の企業関係者も含めアドバイスを受け特許化を急ぐことになった.したがって,予定していた国内外学会(特に海外)・論文化などの成果発表はすべてキャンセルし特許化に必要な実検データ収集を急ぐことになった.これによりその他の項目は約4カ月遅延し,一部の購入備品,消耗品も購入,次年度に行うこととした. 研究成果としては知財権申請のほかプレスリリースを行った. ナノボール量産化成功に関する記事:日本経済新聞2010.4.9、日本経済新聞2010.6.15、建設新聞2010.6.23、北海道通信2010.6.24および,「レーザー照射でナノドット一斉配列発見,リアルタイム観察実験に成功」http://www.kek.jp/ja/news/press/2010/nanodot.html http://www.hokudai.ac.jp/?lid=3
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Research Products
(7 results)