2009 Fiscal Year Annual Research Report
循環型製造業の将来像を設計するための持続可能社会シナリオシミュレータの開発
Project/Area Number |
20246130
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
梅田 靖 Osaka University, 工学研究科, 教授 (40242086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 文彦 法政大学, 理工学部, 教授 (60133104)
藤本 淳 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任教授 (90345132)
松本 光崇 大阪大学, 先進製造プロセス研究部門, 研究員 (00443226)
福重 真一 大阪大学, 工学研究科, 助教 (10432527)
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Keywords | 持続可能社会 / 持続可能社会シナリオ / シミュレーション / 持続可能な製造業 / 環境配慮設計 / シナリオ構造化 / シナリオ設計 / シナリオ分析 |
Research Abstract |
H21年度は、H22年度末の3Sシミュレータ公開を目標に研究を進めたが、予定より早くH21年度中に3Sシミュレータの公開を本研究のホームページを通じて行うことができた。 3Sシミュレータ実現の基本要素である(a) シナリオ表現方法論、(b) シナリオ作成方法論、(c) 動くシナリオ化については、方法論を明確にした。特に、(a) シナリオ表現方法論、(c) 動くシナリオ化については、H20年度に基本的な方法論に目処を立てることができたので、(b) シナリオ作成方法論を中心に研究を進めた。主な成果は、フォアキャスティングを主体としたシナリオ作成手順の定式化を行い、また、因果ネットワークを導入することによりシナリオ表現を充実することができた。 さらに、既存のシナリオを活用してより詳細なシナリオを作成する方法論、および、what-if分析を行う方法論を開発した。 3Sシミュレータと接続して利用する、公開可能な外部シミュレータとしてグローバルエネルギーバランスシミュレーションシステムを発注し、要求を満足するシステムを得ることが出来た。 (f) 循環型製造業シナリオの例として、電気自動車が大幅に普及した社会に関するシナリオを作成した。これを叩き台として、循環型製造業シナリオの詳細化を来年度以降も引き続き検討することとした。 このほか、(h) 3Sコンソーシアムの設立に向けて、国際シンポジウムEcoDesign2009において、オーガナイズドセッション「Designing Sustainable Society」を主催し、本研究の成果を世に問うと共に、今後の推進のための有効なコメントを得ることができた。
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Research Products
(23 results)