2008 Fiscal Year Annual Research Report
現代の生活環境における行動履歴が生理的多型性に及ぼす影響、及びその適応性評価
Project/Area Number |
20247034
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
安河内 朗 Kyushu University, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (20136568)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樋口 重和 国立精神・神経センター, 精神保健研究所・精神生理部, 室長 (00292376)
前田 享史 北海道大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (90301407)
|
Keywords | 光曝露履歴 / メラトニン分泌 / 基礎代謝量 / 協関反応 / 運動週間 / 季節変動 / 行動履歴 / 直立耐性 |
Research Abstract |
日中の異なる光曝露履歴が夜間の光刺激によるメラトニン分泌抑制反応に与える影響を冬季(12月)で検討した。実験は連続する4日間を1セットとし、2目目〜4日目までの09:00〜12:00を約150luxの照度環境下で過ごす暗条件と、約12000luxの照度環境下で過ごす明条件の2セットを行った。現在、夏季・冬季それぞれでの実験を完了し、冷凍保存してある唾液と尿から分析用キットを用いて唾液中メラトニン濃度及び尿中6-sulfatoxymelatonin濃度を分析し、得られたデータの解析を進めている途中である。(安河内)。 若年成人男子14名を対象に日中の光曝露履歴と夜間のメラトニン分泌の関係を調べた。起床後6時間の間に500ルクス以上の光を浴びた時間とメラトニンの分泌開始時刻の問に負の相関があった。日中の光曝露履歴とメラトニン分泌量の問には有意な相関はなかった(樋口)。 冬季寒冷下の体温調節にみられる協関反応パターンと生活行動履歴の関係を明らかにするために、北海道出身の健康な20歳代の男性7名を対象に、寒冷曝露実験、最大酸素摂取量測定、行動量調査、食物摂取頻度調査、基礎代謝量測定を行った。データは現在解析中である(前田)。 行動履歴と直立耐性協関反応の関係について、大学生男女あわせて約500名を対象に立ちくらみの頻度と生活履歴についてアンケート調査を行った。生活履歴に関する調査項目は普段の食事運動習慣、朝型夜型質問紙、およびアルバイトの形態についてであった。現在データを解析中である(石橋)。
|
Research Products
(6 results)