2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Study on limiting factors affecting soil organic matter dynamics and its utilization for agriculture under humid climates
Project/Area Number |
20248008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Plant nutrition/Soil science
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
KOSAKI Takashi Tokyo Metropolitan University, 都市環境科学研究科, 教授 (00144345)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 土壌環境 / 土壌有機物動態モデル |
Research Abstract |
本研究では,実験的アプローチとフィールド実測を併用して,湿潤熱帯域における土壌有機物動態を記述する新たなモデル構築を目指す。その際,特に以下の2点を考慮する。 (1)モデルの検証可能性を保証するために,従来成功してきた一般的なアプローチ--土壌有機物を分解(あるいは他の画分への移行)速度定数の異なる複数の仮想画分に分画し,その各画分の線形的な増減を連続的に記述する--に代えて,有機物分解を規定する微生物活性を環境要因の関数として表現した上で,実測可能ないくつかの有機物画分(例えば軽・重比重画分のような物理分画を利用する)の増減を記述するようなモデルを構築する。 (2)定常的な有機物動態を攪乱・変容させるストレス要因の寄与を定量的に評価する。具体的には,酸性要因,乾湿変動要因,時間的・空間的資源変動要因,土壌コロイド吸着要因,植物介入要因(これらについては後の詳述)が土壌有機物動態に及ぼす影響を評価する。 さらにモデルを構築した上で,土壌有機物減耗を最小とするような土地利用戦略を検討する。
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Research Products
(11 results)