2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20249064
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田中 栄 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50282661)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二川 健 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20263824)
緒方 徹 国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所, 運動機能系障害研究部, 室長 (00392192)
芳賀 信彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80251263)
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Keywords | Bcl-xL / 破骨細胞 / TGF-beta / Cbl-b / RANTES / VICOM / Oligodendrocyte |
Research Abstract |
田中は破骨細胞分化過程におけるepigeneticな制御を詳細に検討した。Receptor activator of nuclear factor kappa B ligand(RANKL)の存在下で破骨細胞分化のマスター転写因子であるnuclear factor of activated T cell(NFAT)c1が誘導されるが、NFATc1遺伝子のプロモーター領域がヒストンH3の4番目および27番目のリジンがトリメチル化された.bivalentな状態(H3K4me3,H3K27me3)からH3K4me3のみのmonovalentな状態に変化することを明らかにした。またこのときにヒストン脱メチル化酵素であるJmjd3がNFATc1遺伝子のプロモーター領域にrecruitされ、NFATc1の発現誘導に重要な役割を果たすことを明らかにした。 二川はマウス骨格筋におけるメカニカルストレスの筋における重要性を検討し、尾部懸垂によってメカニカルストレスを除いた状態では、cardiotoxinによって誘導した筋障害後の筋再生に異常が生じることを明らかにした。 緒方は脊髄損傷時に、phosphorylated form of the high-molecular-weight neurofilament subunit NF-H(pNF-H)が血中で上昇することを明らかにした。 芳賀は昨年度に引き続き三次元動作解析装置(VICON)によって小さな対象物に対し動作解析が可能か否かを、ヒトを用いて検討した。。
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Research Products
(4 results)