2009 Fiscal Year Annual Research Report
臨地実習生の質の確保のための看護系大学共用試験(CBT)の開発的研究
Project/Area Number |
20249084
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Research Institution | St. Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
柳井 晴夫 St. Luke's College of Nursing, 看護学部, 教授 (60010055)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井部 俊子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50365839)
及川 郁子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (90185174)
麻原 きよみ 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80240795)
亀井 智子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (80238443)
松谷 美和子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60103587)
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Keywords | 共用試験 / モニター調査 / CBT / 臨地実習 / 識別度 / 困難度 / 論理的思考力 / 項目反応理論 |
Research Abstract |
看護師の養成課程においてきわめて重要な位置を占める臨地実習に入る段階の学生の質を一定水準に確保するために、看護系大学独自の立場から臨地実習前共用試験の試作問題を作成し、看護系大学学生にモニター調査を実施する。モニター調査の結果を統計的に分析し、各試作問題の難易度、識別度を調べ、適切な問題を選択し、CBT (Computer Based Testing)を開発し、作成されたCBTをいくつかの看護系大学で試験運用を行う。昨年度(平成20年4月~21年3月)は全国看護系大学教員の意見を問うアンケート調査(悉皆調査)を行い、共用試験の(1)必要性の有無。(2)学生のどのような知識・能力・態度を測るべきか。(3)出題方法、問題数、時間数、問題の難易度。(4)実施時期、試験結果を進級にどのように反映するか、について調査した。 その結果に基づき、本年度は全部で次の3つの領域((1)基礎医学、(2)看護専門科目I[公衆衛生、基礎看護、地域看護、在宅看護、看護管理、看護倫理など]、(3)看護専門科目II[成人看護、老年看護、小児看護、母性看護、精神保健看護など])の1120設問を作成し、全国23の看護系大学の3年生730名にモニター調査を実施した。その結果、正答率20%以下という難易度の高い設問数は基礎医学(19問)、看護専門科目I(24問)、看護専門科目II(24問)、さらに、各設問の識別度(能力高低を識別できる程度)については項目反応理論によって推定された識別度を求めたところ、マイナスの値を示した設問数は、基礎医学の場合は7、看護専門科目I、IIはそれぞれ、55,34で、全体に対する比率は4.3%、11.4%、7.0%であった。これらの結果をまとめて報告書(No.2, No.3)を作成した。この報告書において上記の各設問に関し、項目反応理論に基づき、困難度、識別度を求め、各設問としての適切さを検討した。
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Research Products
(4 results)