2012 Fiscal Year Annual Research Report
大規模災害被災地における環境変化と脆弱性克服に関する研究
Project/Area Number |
20251011
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
林 勲男 国立民族学博物館, 文化資源研究センター, 准教授 (80270495)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 良男 国立民族学博物館, 民族社会研究部, 教授 (60148294)
田中 聡 富士常葉大学, 環境学研究科, 教授 (90273523)
高桑 史子 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (90289984)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 自然災害 / 脆弱性 / 環境対応 / 民族誌 |
Research Abstract |
2012年度の研究活動は以下のとおりである。 林は、比較研究の観点から、2004年に発生した新潟県中越地震の被災地にて、復興後の地域活性化のための外部との交流事業について調査を実施した。また、シンガポール国立大学アジア研究センター主催の国際シンポにて、これまでの研究成果の一部を発表した。金谷は、インド、グジャラート州カッチ県にて、2001年インド西部地震の復興状況について調査をおこなった。 2004年のインド洋地震津波災害被災地については、杉本がインド、タミルナードゥ州ウェーラーンガンニにおける復興過程に関する調査を実施し、さらにクンバコーナム州立アーツ・カレッジのアーナンド教授らと共同研究会を開催した。高桑は、スリランカのマータラ県とハンバントタ県の津波被災者定住地にて、沿岸漁業操業の課題、再組織化された漁協に関して、漁民家族を対象に調査をおこなった。齋藤は、インドネシア、バンダアチェにて、復興住宅未取得問題と、2013年1月に発生した地震の際の避難行動及び災害観に関して調査した。鈴木は、タイ南部の少数民族モーケンの村落において、被災後の住民生活の変化について調査を実施した。 東日本大震災被災地については、比較研究の観点から、田中が初動期の人命救助に関する活動、自治体間の災害応援・受援活動について調査をおこなった。柄谷も、別経費にて、岩手県陸前高田市で被災地再建に向け、被災しながらも中心となって被災者間の協働に活動する「中核被災者」の役割と課題について調査した。 牧と山本は別経費にて、インドネシア、バンダアチェにて従前地および再定住地での被災者の住宅再建、生活再建状況について調査を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(44 results)