2009 Fiscal Year Annual Research Report
知識共有のための価値指向型オントロジーの多分野多言語化
Project/Area Number |
20300074
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
徃住 彰文 Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (50125332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 時男 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (80232164)
MORTON LEITH 東京工業大学, 外国語研究教育センター, 教授 (40361787)
高岸 輝 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (80416263)
村井 源 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教 (70452018)
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Keywords | オントロジー / テキスト / 価値 / 文学 / 芸術 / 文化 / 知識表現 / 認知科学 |
Research Abstract |
研究の2年目にあたり,研究実施計画に基づいて3種類の作業を並列的に遂行した.1.多分野(政治・イデオロギー,芸術・文学,思想)テキストと,そこから抽出した価値観に関わる単語・フレーズをメタデータや前後のコンテクスト情報と含めて,多分野価値オントロジーとしてオントロジー・システム上に構築する作業を開始した.2.多言語テキストを分析し,価値に関わる言語表現を抽出し,言語間の対応表を作成する作業を開始した.具体的には,複数言語における価値的表現を,メタデータとコンテクストを含めて収集し,上位語・下位語,同義語・類義語などの関係性を構造化した多言語価値オントロジーをサーバ上に構築する枠組みを設計した.3.サーバ上にXMLデータベースとして構築した多分野(政治・イデオロギー,芸術・文学,思想)テキストと多分野オントロジーに基づく計算実験については,今年度はその準備段階として,オントロジーの共同構築についての作業をおこなった.オントロジーの分散入力を前提としたオントロジーエディタを構築し,日本語と中国語の概念と語彙についての共同構築の予備実験をおこなった.当初の研究実施計画に含めていたオントロジーの発生メカニズムについての計算実験は,共同構築によるオントロジー構築が安定的におこなえるようになってから取りかかることとした.
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Research Products
(16 results)