2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20300083
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
篠本 滋 京都大学, 理学研究科, 准教授 (60187383)
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Keywords | 神経スパイク / スパイク予測 |
Research Abstract |
本研究では将来期待される脳シミュレータの実現のためにその構成要素となるべきニューロンの数理的モデルを構築することを目的として実験との対応,モデル化,解析ツールの提供という点に焦点を絞って取り組んでいる.神経発火メカニズムをより深く理解する目的で,今年度はスパイク予測モデルについてのデータ収集と解析を行った.データ解析のための解析ツールの開発も進展し,信号不規則性の分析のための状態空間法,レート推定のためのカーネル法の最適化法を確立した.カーネル最適化法に関しては応用の裾野が広く,論文出版後,頻繁にダウンロードがくり返されており,論文出版後半年以上にわたってMost downloaded articlesのトップ5位を維持し続けた.また国際会議Neuro2010の開催に付随して京都でWorkshop on spatio-temporal neuronal computationを開催し,数十名の研究者を集め,情報交換の場を提供した.
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Research Products
(3 results)