2010 Fiscal Year Annual Research Report
モーションキャプチャを利用したアフリカの舞踊に関する総合的研究
Project/Area Number |
20300213
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
遠藤 保子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10185168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八村 広三郎 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70124229)
仲間 裕子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70268150)
崔 雄 群馬工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教 (30411242)
古川 耕平 立命館大学, 映像学部, 准教授 (90425025)
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Keywords | 舞踊人類学 / アフリカ / デジタルアーカイブ / モーションキャプチャ / 開発教育 / ブレイクダンス / アール・ブリュット |
Research Abstract |
1、研究の目的: (1)、長期的な目的は、時間の流れとともに消失してしまいがちな舞踊を対象にモーションキャプチャを利用してデジタル記録・保存し、これを後世に継承し、蓄積された多くの舞踊データを定量的に解析し、さらに人類学的な考察を踏まえて、人間にとって舞踊とは何かを考察することである。 (2)、短期的な目的は、キャプチャした舞踊データから特徴を抽出し、それを分類、比較し、舞踊と自然・社会・文化とのかかわりを考察することである。 2、研究の対象:ナイジェリアに絞り、伝統的な舞踊(カブル、イリヤハ、カレタ等)とブレイクダンスとの比較、さらにアール・ブリュットとしての舞踊に関する考察を行った。 3、研究の意義:無文字社会であったアフリカの舞踊は、舞踊とは何かを考察する上で、また現代の芸術(ジャズやブレイクダンス等)に影響を与えているため、その原点を知る上でも必要である。 4、研究の主な実施内容: (1)、ベニン大学においてナイジェリアの伝統的な舞踊とブレイクダンスとのかかわりに関してベニン大学・研究者C.Ugolo、O.Osazuwa等と共に多面的な考察を行い、学会で研究発表を行った。 (2)、09年度制作したDVD教材(小学生の生活の映像、ナイジェリアの舞踊・音楽の映像、CGアニメーション)をもとにスポーツ人類学と開発教育に関する原著論文を執筆した。 (3)、ベニン大学のO.Osazuwaを京都に招聘し、上記(1)の研究を継続、深化させ、学会で研究発表を行った。 (4)、デジタル化したナイジェリアの伝統的な舞踊の動作を解析を行い、男女差や身体部位による相違等に関して国際シンポジウムで研究発表を行った。
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Research Products
(8 results)