2012 Fiscal Year Annual Research Report
モーションキャプチャを利用したアフリカの舞踊に関する総合的研究
Project/Area Number |
20300213
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
遠藤 保子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10185168)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八村 広三郎 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (70124229)
仲間 裕子 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (70268150)
古川 耕平 立命館大学, 映像学部, 准教授 (90425025)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 舞踊人類学 / アフリカ / デジタルアーカイブ / モーションキャプチャ |
Research Abstract |
長期的な研究目的は、時間の流れと共に消失してしまいがちな舞踊を対象にモーションキャプチャを利用してデジタル記録・保存し、蓄積された舞踊データを解析し、人類学的な考察を踏まえて、人間にとって舞踊とは何かを考察することである。短期的な研究目的は、モーションキャプチャした舞踊データから特徴量を抽出し、それを分類、比較し、舞踊と自然・社会・文化とのかかわりを考察することである。研究対象は、アフリカの伝統的な舞踊に絞った。理由は、無文字社会であったアフリカ(ナイジェリア、ガーナ、ケニア、タンザニア等)の舞踊は、舞踊とは何かを考察する上で重要であり、現代の芸術(ブレイクダンス等)に大きな影響を与えているため、そのルーツを知るうえでも重要だからである。 今年度は、以下の研究を行った。 1.ナイジェリア、ガーナ、タンザニアの伝統的かつ代表的な舞踊のデジタルデータに関する解析を継続して行い、舞踊データをマルチアングルで再生可能にし、様々な観点(性差、民族差、熟練差等)とのかかわりを検討した。2.8月、ガーナにおいて人類学的なフィールドワークを行い、アゾルオ民族舞踊団団長Raymond Clotty他と共に様々な観点からガーナの舞踊について比較検討を行った。3.11月、ナイジェリアのベニン大学テクニカルアシスタント・O.Osazuwaを日本へ招へいし、ナイジェリアの舞踊と現代の舞踊(特にブレイクダンス)を様々な観点から比較研究を行った。4.2013年2月~3月、ガーナへ行き、ガーナ国立舞踊団ダイレクターAmoo David、国立文化センター・ダイレクターGeorge Lamptey、ガーナ大学・F.Nii-Yartey教授他と共にガーナの舞踊に関する情報を収集した。さらに、ガーナ国立舞踊団の上演演目、練習法等も調査し、消失しがちな舞踊を保存するためにデジタル記録の有用性についても検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)