2010 Fiscal Year Annual Research Report
特定健診・保健指導を支援するシステムの開発に関する研究
Project/Area Number |
20300222
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
竹内 裕之 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (00348129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉林 正彦 群馬大学, 医学系研究科, 教授 (00215047)
児玉 直樹 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (50383146)
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Keywords | 健康データマイニング / 特定保健指導 / 生活習慣病予防 / インターネット / 時系列データ解析 |
Research Abstract |
本研究で開発するシステムは、生活習慣病予防のために日常の生活習慣と健康に関するデータを個人毎に時系列的にインターネット上のサーバに蓄積し、データ解析(健康データマイニングと呼ぶ)により両者の間に潜むその人固有の相関ルールを抽出して特定保健指導に資する情報を得ることを目的としている。 本年度(最終年度)は、1小規模フィールドテストの結果を踏まえ、システムから出力される相関ルール表現をユーザに判りやすくなるように改善した。具体的には「何日前から、何日間の消費エネルギーが何キロカロリーより大きいと、体脂肪率が低い傾向にある」というレトロスペクティブな相関ルール表現から、「何日間の消費エネルギーが1日平均何キロカロリーより大きいと翌日の体脂肪率が低い傾向にある」というプロスペクティプな相関ルール表現になるようなソフトを開発した。2本システムはユーザ登録および各種設定には携帯電話を用いるが、データ(情報)の入出力はPCでも行えるようにしている。そのためのユーザIDをユーザ登録時に携帯電話から自動取得できるようにした。これにより一般ユーザが、携帯電話、PCどちらからでもシステムを使えるようになった。3特定保健指導対象の一般ユーザが、システムを利用することを想定して、マニュアルを作成した。 最終年度の開発により、システムはほぼ完成の域に達し、大規模フィールドテストが可能となった。今後この成果をさらに発展させ、クラウドコンピューティングによる健康管理・指導システムとして実用化を目指す。
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