2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20300233
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
田村 毅 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (10242231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市村 彰英 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70363786)
加藤 吉和 鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (70441920)
岸田 泰子 杏林大学, 保健学部, 教授 (60294237)
久保 恭子 埼玉医科大学, 保健医療学部, 准教授 (10320798)
中村 正 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (90217860)
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Keywords | 教育系心理学 / 社会福祉関係 / 家族心理学 / 保育 / ジェンダー |
Research Abstract |
出産前後の里帰りが父子関係・父性・夫婦関係に与える影響と父親への支援方法を明らかにするために、父親196名を対象に縦断的に質問紙調査を実施した。 パーカーのPBI尺度を用いて、親が自分の親からどのように育てられたかという被養育体験の認識が、現在の子育てに影響しているのか分析した。 海外在住の日本人子育てサークル3か所を訪問し、インタビュー調査を実施した。 祖母世代が次々世代の育児支援についてどのような意識をもっているのかを知り、祖母世代の祖母性を活かした支援策について検討するために、40代~50代の女性9名に構造化面接調査を実施した。「全国児童相談所における虐待の実態調査(平成20年)」を分析し、女性虐待者と男性虐待者が行う虐待の相違の一端を、数的データによって検討した。 家族再統合実践を展開し「男親塾」と名づけた虐待親向けのプログラムを展開した。月2回のグループワークと月2回の個人もしくは夫婦カウンセリング、そして参加している家族を対象にしたファミリーグループ・カンファレンスを適宜開催した。 東京都児童相談センターでの子どもに虐待をした父親のグループで工夫されてきたワークの内容のシステムとしての有効性に関して明らかにした。また、東京,大阪,茨城で行われている子どもに虐待をした父親のグループのスタッフにヒアリングを行い、グループの特徴を比較した。 「全国児童相談所における虐待の実態調査」から得られたデータと、男性虐待者へのグループ療法実践の経験を援用し、彼らの児相に対する攻撃の心的防衛機制のありようを仮説モデルによって示した。 児童福祉司を対象にフォーカス・グループ・インタビューを実施し、そこで得られた質的データから児童福祉司は男性虐待者にどのように対応しているのか動的モデル(仮説)を探索的に生成した。
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Research Products
(5 results)