2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20310051
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
原田 幸明 National Institute for Materials Science, 材料ラボ, ラボ長 (70354131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳須 弘 独立行政法人物質・材料研究機構, 材料ラボ, 主任研究員 (00354142)
山口 仁志 独立行政法人物質・材料研究機構, 材料ラボ, 主任研究員 (10370313)
井島 清 独立行政法人物質・材料研究機構, 材料ラボ, 研究員 (10354135)
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Keywords | TMR / 関与資源総量 / TMR係数 / 毒性 |
Research Abstract |
初年度では、まず本研究課題における課題や達成目標について広く検討するために、研究委員会を組織した。この場に、資源関係者、材料の製造側と使用側の専門家、ならびに、毒物の評価の専門家など、計14名の委員に参加していただき、議論を開始した。研究会は08年10月16目と09年1月23日の2回にわたって開催した。この場で、本課題の重点実施目標としてTMR(関与物質総量)のより広範な応用展開の検討と、毒性物質の毒性指標の確立とデータベース化を検討することとした。 これにそって、第1回研究会では、まず研究代表者である原田の方から、これまでのTMRの検討経過についてプレゼンするとともに、委員からこれまでのTMRに関する検討事例を3例報告いただいた。これによってTMRに関する認識を深めた。さらに、「潜在有害物質強度」に関するプレゼンもいただき、有害物質に関する一つの評価手法に関する認識を深めた。 第2回研究会では、「新規リサイクル性評価指標(都市鉱石TMR)の提案」、「欧州WEEE見直しの指標」、「環境影響物質の低減性に向けた評価指標の提案」などの講演をいただき、TMRや毒性評価手法についてさらに認識を深めた。これと併行して事務局として解説書「概説TMR」を作成した(現在、印刷中)。これは、NIMSにおけるTMRに関するこれまでの報告書を取りまとめたものであり、TMR係数の導出方法、各種元素のTMR係数、NIMSにおけるこれまでの検討事例を概説したものである。これによって、TMRが広く普及するきっかけとなるものとして期待している。 次年度は、引き続いて認識を広め深める作業を続けながら、取りまとめの方向を見出して行く。(671字)
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Research Products
(6 results)