2012 Fiscal Year Annual Research Report
係数分布型ロジットモデルによる単期間需要推定モデルの提案・比較と多期間への拡張
Project/Area Number |
20310081
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
金澤 雄一郎 筑波大学, システム情報系, 教授 (50233854)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
明城 聡 神戸大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (70455426)
S.J Turnbull 筑波大学, システム情報系, 准教授 (90240621)
|
Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
|
Keywords | random coefficient logit / method of moments / equicontinuity / Bayesian estimation / MCMC / Gibbs sampler |
Research Abstract |
差別化された製品の需要推定は、ブランド価値の評価や価格設定などマーケティングにとって重要な問題の研究に必要不可欠である。しかしながら高価で市場規模が大きい自動車のような耐久消費財の場合、製品の市場シェアとその特性のみが入手可能な場合も少なくない。本研究では、1)製品群は有限であり、多数の地域的な市場が存在し、その中で少数の企業がひと組の製品特性群を持った製品を無作為に市場に投入し、かつ消費者の購買パターンと人口動態的な情報を関係付けるナショナル・マーケット市場全体における付加的な情報が入手可能な場合の頻度理論に基づく推定値の漸近特性の導出を以下の仮定のもとに行った。需要側にはCobb-Douglas型効用関数を仮定する。消費者i,i=1,…,Iの製品j,j=1,…,Jに対する効用はI製品jの価格pjとp個の製品特性(x1j,…,xpj)の線形関数とする。これらに対する係数パラメータ(αi, β1i,…,βpi)=(αi,βi)は消費者間の嗜好の違いを反映した確率変数とする。研究者には観測できないが消費者の効用に影響を与える製品特性ξiが効用に含まれ、さらに消費者・製品両方に依存する無作為の観測誤差εiを仮定する。供給側は生産者f, f=1,...,Fが存在し、m=1,...,M個の地域市場においてそれぞれJm個の製品を提供する。この寡占市場において生産者どうしはベルトラン競争を行い、利益を最大化する。製品jの限界費用はlog(cj)=z1jγ1j+…+zqjγqj+ηjはコストに影響を与えるコストシフターz=(z1j,…,zqj)となるとする。消費者の所得水準がある幅を持ったレベルにある時、その消費者が北米・日本・ヨーロッパ製品を購入する割合といったクロス表に関する情報がナショナル・マーケット市場全体として得られ、この情報は製品シェアの情報と独立に取得されると仮定する。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(13 results)