2009 Fiscal Year Annual Research Report
最新の空間情報科学技術を用いた土地利用分析法の確立
Project/Area Number |
20310146
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
梅崎 昌裕 The University of Tokyo, 大学院・医学系研究所, 准教授 (30292725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
中谷 友樹 立命館大学, 文学部, 准教授 (20298722)
大久保 悟 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (30334329)
星川 圭介 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助教 (20414039)
富田 晋介 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (60378966)
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Keywords | 土地利用 / 土地被覆 / 空間統計学 / 開発 / アジア / グラフ理論 / 大気補正 / 比較研究 |
Research Abstract |
本申請課題の目的は、めざましい発展を遂げつつある空間情報科学の最新技術を応用することによって、地域研究に適した土地被覆・土地利用・資源利用分析の方法論を確立するとともに、アジア・オセアニアのさまざまな地域における土地利用・土地被覆・資源利用の動態とそこにかかわる政治・社会・生態要因の整理をおこなうことである。この目的を達成するために、代表者のグループ(梅崎:パプアニューギニア)に加えて、複数の分担者のグループ(河野:タイ・ベトナム、西谷:中国雲南省、大久保:インドネシア、富田:ラオス)、研究協力者(蒋:海南島)が実績をもつ地域を対象にした比較研究をおこなう。本申請課題で対象とする6地域においては、代表者ならびに分担者が地域研究の実績を有しており、地域レベルを対象にした、コロナ衛星・航空写真・ランドサット衛星をもちいた土地利用の経年変化データベース、あるいは村落レベルを対象にした詳細な土地被覆・土地利用データベースが構築されている。 本研究課題においては、新たな現地調査によってこのデータベースを更新するとともに、新しい空間情報科学の技術(オブジェクトベースの土地利用分類、SRTM標高データ、空間統計学)を適用した再分析をおこなうことで、地域研究者にとって利便性のたかい方法論を確立する。さらに、6地域を対象にした分析結果を比較検討することにより、アジア・オセアニア地域の多様な社会自然環境条件における土地利用・土地被覆あるいはそれを生み出した人間活動の多様性を説明する要因を探索する。 平成21年度は、平成21年6月、12月、平成22年2月に東京大学および京都大学で開催し、衛星データの簡便な補正方法、テクスチャ解析の応用、オブジェクトベースの土地利用分類法の検討をすすめた。さらに、その検討結果に基づきながら、研究代表者ならびに分担者がこれまで分析してきた衛星画像の再分析をすすめた。研究の成果を、ホームページなどを通じて公開した。アドレス:http://www.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/individuals/umezaki/Umezaki_homePage/Project_landuse2008_2011.html
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Research Products
(10 results)