2008 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀の女性美術家と視覚表象の調査研究ーアジアにおける戦争とディアスポラの記憶
Project/Area Number |
20310156
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北原 恵 Osaka University, 文学研究科, 准教授 (30340904)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 檀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10386352)
小勝 禮子 栃木県立美術館, 学芸課, 研究員 (80370865)
金 惠信 学習院大学, 文学部, 講師 (30448948)
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Keywords | 美術 / ジェンダー / 表象 / 戦争 / 記憶 / ディアスポラ / 女性 / ビジュアル |
Research Abstract |
◆本プロジェクトは、海外・日本におけるジェンダーの視点からの美術史研究、および表象文化理論とアートの実践を広く調査・研究すること、特に戦争や暴力、ディアスポラに関わる表象・アートを焦点化することにある。そこで初年度は、(1)海外における視覚表象/ジェンダー研究の現状とアートの包括的調査(韓国・ドイツ)、(2)日本の戦前・戦後における女性美術家の調査研究(横須賀美術館・芥川沙織展、豊田市美術館「Dissonances-不協和音」展、東京都写真美術館・やなぎみわ展、石内都展ほか)、(3)国際シンポジウム開催(12月武蔵大)、(4)研究会開催(阪大)、(5)関連学会・研究会への参加、(6)基本文献・資料の収集、などを行った。 ◆主な研究調査・成果は次の通りである。 2008年5月梨花女子大・シンポジウム「Museum System and Art History」発表(小勝)8月ドイツ調査(香川)、韓国調査(小勝)ユン・ソクナム新作調査10月韓国ユン・ソクナム展+千野香織記念講演参加(小勝・北原・金)12月14-15日、国際シンポジウム「ジェンダー研究とアートの現状--「グローバリズム」再考」開催。イメージ&ジェンダー研究会でこれまで積み上げてきた成果の報告のほか、韓国、タイ、アメリカ合衆国から美術や表象理論の研究者を招いて議論した。 沖縄県立博物館・美術館調査・交流(1月小勝、2月北原、3月香川・小勝・金) 2月韓国調査(小勝・金、ユン・ソクナム展、ナムジュン・パイク・アートセンターほか)
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Research Products
(14 results)