2009 Fiscal Year Annual Research Report
20世紀の女性美術家と視覚表象の調査研究-アジアにおける戦争とディアスポラの記憶
Project/Area Number |
20310156
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
北原 恵 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (30340904)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香川 檀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10386352)
小勝 禮子 栃木県立美術館, 学芸課, 学芸課長 (80370865)
金 惠信 学習院大学, 文学部, 客員研究員 (30448948)
|
Keywords | 美術 / ジェンダー / 表象 / 戦争 / 記憶 / ディアスポラ / 女性 / ビジュアル |
Research Abstract |
◆本プロジェクトは、海外・日本におけるジェンダーの視点からの美術史研究、および表象文化理論とアートの実践を広く調査・研究すること、特に戦争や暴力、ディアスポラに関わる表象・アートを焦点化することにある。2年目の2009年度は、1.海外の学芸員・研究者・アーティストとの面談・調査(韓国・ドイツ・フランス・中国・台湾)、2.日本の戦前・戦後における女性美術家の調査研究(豊田市美術館「近代の東アジアイメージ」展、小磯記念美術館「亀高文子」展、庭園美術館「ステッチ・バイ・ステッチ」展、現代美術館「レベッカ・ホルン」展、越後妻有トリエンナーレほか、福岡アジア美術館「トリエンナーレ」展)、3.公開研究会開催、4.国際シンポジウム参加、5.関連学会・研究会への参加、6.基本文献・資料の収集、などを行ない、資料の蓄積と国内外の研究者・アーティストとの交流を通じて、ネットワークを形成するなど大きな成果を得た。 ◆主な研究調査・成果は次の通りである。 2009年6月中国現代美術調査・研究者&アーティストとの交流(北原・小勝・石田) 8月ドイツ・フランス調査(香川・金・小勝)、 9/13研究会「阪神文化圏における女性芸術家と近代美術教育」開催(神戸市立小磯記念美術館) 10月国際シンポジウム参加(Dealing with Art Differently in Transcultural Era ソウル)、ユン・ソクナム面談、韓国現代美術調査 10/4研究会「エラ・ベルクマン・ミヒェル--写真,映像,そして<新しいフランクフルト>」開催(明治学院大学) 11/22研究会「現代アジアにおける女性のアート」(福岡アジア美術館)開催 2010年2月台湾現代美術調査・研究者&アーティストとの交流(北原・小勝)
|
Research Products
(27 results)