2008 Fiscal Year Annual Research Report
新出土資料を通してみた古代東アジア世界の諸相-漢字文化圏の中の地域性-
Project/Area Number |
20320009
|
Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
谷中 信一 Japan Women's University, 文学部, 教授 (20230253)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池澤 優 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (90250993)
大西 克也 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (10272452)
名和 敏光 山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (30291868)
小寺 敦 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (30431828)
宮本 徹 放送大学, 教養学部, 准教授 (30345243)
|
Keywords | 国際研究者交流 / 出土資料学 / 中国思想史学 / 中国古代史学 / 古代漢語学 / 楚簡研究 / 宗教学 / 中国古代音韻学 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトの具体的内容とその成果は以下の通り。 1、事務局を、研究代表者の個人研究室に置き、研究プロジェクトが常に一元的に管理・運営できるようにした。また、分担者相互の意思の疎通を円滑にするために、研究打ち合わせ会を4回開催した。 2、定例研究会「出土資料と漢字文化研究会」を、全10回開催した。内1回は、日本女子大学の協賛を得て、台湾から研究者を招聘してシンポジウム形式で開催した。 3、調査団(谷中信一、名和敏光、小寺敦、曹峰)を組織して中国へ出張し、上海復旦大学文物與博物館学系、及び同大学出土文献與古文字学研究中心を訪問し記念講演を行った。また、上海博物館研究院濮茅左氏・同陳佩芬氏を訪問し上博楚簡に関する情報交換を行った。次いで湖南省長沙市湖南大学岳麓書院教授陳松長氏を訪問し、新規に購入したいわゆる「岳麓秦簡」についての研究協力体制構築の可能性について意見交換を行った。河南省博物館及び簡牘博物館等を訪問し、簡牘帛書を実見しつつ意見交換を行った。 4、海外から以下の研究者を招聘して研究交流を行った。 2009年2月佐藤将之氏(國立台湾大学)、Glinova Olga氏(國立中正大学) 同年3月廣瀬薫雄氏(上海復旦大学)、郭永秉氏(同)、胡平生氏(中国文化遺産研究院) をそれぞれ招待し、学術交流を行った。 5、2009年3月に研究分担者小寺敦氏を北京に、同名和敏光氏を上海に、また、研究協力者今田裕志氏、八木京子氏をそれぞれ日本国内に派遣し、調査研究を行った。 6、『出土文献と秦楚文化』第4号(総272頁)を、上海博楚簡研究会と協力して刊行した。 7、本研究プロジェクトの研究状況をリアルタイムで国内外に発信するためにホームページを開設した。
|
Research Products
(8 results)