2010 Fiscal Year Annual Research Report
『母語話者視点』に基づく解放的語用論の展開:諸言語の談話データの分析を通じて
Project/Area Number |
20320064
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
藤井 洋子 日本女子大学, 文学部, 教授 (30157771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井出 祥子 日本女子大学, 文学部, 客員研究員 (60060662)
阿部 圭子 共立女子大学, 国際学部, 教授 (90231951)
片岡 邦好 愛知大学, 文学部, 教授 (20319172)
片桐 恭弘 公立はこだて未来大学, システム科学技術学部, 教授 (60374097)
堀江 薫 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 教授 (70181526)
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Keywords | 解放的語用論 / 母語話者視点 / Mr.Oコーパス / 場の理論 / インターアクション / 比較語用論 / 西洋理論と非西洋理論 / わきまえ |
Research Abstract |
平成22度の主な活動は以下の通りである。 1)モロッコのCadi Ayyad大学での井出の講演とセミナー(4月21日~26日) 2)タイ、バンコクのThe National Institute of Development Administrationでの井出の基調講演(8月6日) 3)大英帝国のサウスハンプトン大学での社会言語学シンポジウム18における、"Cultural Values and Language Practice:In Search of an Enriched Pragmatic Theory"と題するパネル主催と、井出、阿部、藤井の研究発表(9月3日) 4)マックス・プランク心理言語学研究所での比較語用論に関するワークショップでの井出、片桐、片岡、阿部、藤井の研究発表(9月6日) 5)第26回社会言語科学会研究大会(於:大阪大学)での植野の研究発表(9月4日) 6)東北大学PACLIC24のシンポジウムでの井出の講演(11月6日) 7)第4回解放的語用論に関する東京国際ワークショップの開催と、井出、植野、片桐、片岡、藤井の研究発表(於:共立女子大学)(2011年2月28日~3月2日) 8)国際学術雑誌、Journal of PragmaticsのEmancipatory Pragmatics Special Issue No.3の編集会議(2011年3月3日)の開催 また、これまで収集したMr.Oコーパスデータに関して、公開に向けての確認作業、および、韓国語データの会話部分の文字化がほぼ終了し、データベースの態勢をより充実させることができた。東京国際ワークショップでは、大塚正之氏による「場」の理論の講演、更に、韓国、タイ、日本からの「場」の理論、東南アジアの文化に根ざした言語のあり方についての研究発表が行われ、西欧の研究者との間で充実した討論が行われた。
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Research Products
(26 results)