2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320101
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
湯之上 隆 Shizuoka University, 人文学部, 教授 (30111800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 淳 国文学研究資料館, 文学研究資源研究系, 教授 (40162953)
大塚 英二 愛知県立大学, 文学部, 教授 (40201975)
大友 一雄 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (30169007)
保谷 徹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60195518)
杉本 史子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10187669)
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Keywords | 江川氏 / 代官 / 代官所 / 勘定奉行所 / 江戸幕府行財政 / 軍事技術の近代化 / 洋学 / 旗本文化 |
Research Abstract |
本研究の主要な二つの目的である、1、江川家文書の全点調査とデータベース化、2、代官所文書の内容と特質に関する分析、に即して、調査と研究が進められた。 調査は、平成20年5月24日〜26日、9月20日〜22日、10月25日〜27日、11月29日〜12月1日、平成21年1月31日〜2月1日の5回にわたり、伊豆の国市・江川邸で、古文書や古写真・絵葉書類を中心に行い、研究協力者の支援も得て書跡・典籍・工芸についても実施した。古文書については、調査結果をその場でパソコン入力する方式をとり、今後の目録作成やデータベース化に直結させることとした。書跡・典籍・工芸については、既に刊行された目録の点検作業を進め、誤脱等を修正した。 研究については、重点的な取り組みを推進し、情報の共有と研究の深化を図るため、江川文庫研究会を発足させ、2回の研究会を東京大学福武ホールで開催した。第1回、記念講演、講師、宮地正人氏(東京大学名誉教授)、演題「江川家史料研究の課題」、第2回、報告者、戸森麻衣子氏(日本学術振興会特別研究員)、題目「代官江川氏の手代と家来の歴史的変遷」。 また、研究計画に掲げた、江川文庫調査の状況や意義を周知するための取り組みとして、平成20年10月26日、伊豆の国市韮山農村環境改善センターにおいて、静岡県教育委員会・伊豆の国市教育委員会主催の「江川家古文書調査現地説明会」を開催し、江川文庫に関する講話、古文書調査現場の説明、資料の展観・解説等を行った。
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Research Products
(4 results)