2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320101
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
湯之上 隆 静岡大学, 人文学部, 教授 (30111800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 淳 静岡大学, 人文学部, 教授 (70201944)
鈴木 淳 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40162953)
大塚 英二 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (40201975)
大友 一雄 国文学研究資料館, アーカイブズ研究系, 教授 (30169007)
保谷 徹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60195518)
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Keywords | 日本史 / 近世史 / 江川文庫 / 軍事近代化 / 江川英龍(坦庵) / 台場 / 反射炉 / 代官 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、静岡県教育委員会文化財保護課が調査主体となっている江川文庫史料西蔵調査事業と連携しながら、調査と研究を進めた。調査は伊豆の国市・江川邸で調査協力者の支援も得て、古文書を中心に実施した他、第一次調査で刊行した報告書の点検作業も実施した。その結果、平成24年3月、静岡県文化財調査報告書第63集『江川文庫古文書史料調査報告書』4冊(四-古文書(三)、417頁、五-古文書(四)、471頁、六-古文書(五)、415頁、七-古写真・染織、182頁)を刊行して、約30,000点の古文書を目録化し、第一次分の約20,000点と合わせた約50,000点にのぼる古文書調査はほぼ完了し、本研究の所期の目的は完遂するに至った。なお、調書情報はエクセルデータとして整備しており、既に国文学研究資料館ホームページで公開している第一次調査分とともに、できるだけ早く全点の公開を目指したい。 研究については、第5回江川文庫研究会を平成23年12月2日、東京大学福武ホールで開催した。報告者、大友一雄氏(国文学研究資料館教授、研究分担者)、題目「江川代官所の機能と記録」。 研究成果の公開に関わり、国文学研究資料館が公開する「伊豆韮山江川家文書データベース」、に反映させて、古文書の画像を、インターネットを通じて本格的に公開した。また、研究計画に掲げた、江川文庫調査の状況や意義を周知するための取り組みとして、静岡文化財団企画・輝く静岡の先人展「江川坦庵とゆかりの人々」(8月1日~20日グランシップ、10月1日~30日沼津市明治史料館)を開催し、広く県民の関心を喚起する活動を行った。
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Research Products
(15 results)