2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高木 博志 Kyoto University, 人文科学研究所, 准教授 (30202146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊従 勉 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (00151689)
藤原 学 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (60324670)
中嶋 節子 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20295710)
谷川 穣 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10362401)
小林 丈広 京都大学, 人文科学研究所, 非常勤講師 (60467397)
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Keywords | 日本史 / 古都 / 城下町 / 奈良 / 京都 / 首里 / 文化財 / 紀念祭 |
Research Abstract |
「歴史と都市」を鍵概念として、「歴史」や「伝統」などの「古都」表象と、政治的社会的現実とのズレや関係性を考察した。[定例研究会]メンバーや関連する研究者が、「近代古都」にかかわる研究報告会を年に7回、京都大学人文科学研究所を会場にしておこなった。京都・奈良・首里だけでなく、6月21日本康宏史の金沢の加賀百万石イメージについて、12月20日佐藤雅也の仙台の「軍都・学都・杜の都」論の報告などがあり、科研のメンバーだけではなく、歴史学・造園学・美術史・建築史・文学研究など毎回約20名の研究者で議論した。[共同現地調査・研究会](1)岡山(平成20年7月25〜26日):城下町と水利の問題を、小野芳朗・万城あきの研究報告と案内で、岡山大学池田文庫のほか、近世の水田利用や近代の博覧会開催による改変に至る後楽園、水利施設、借景としての東山・門田屋敷地などを巡見した。研究分担者・連携研究者・研究協力者だけでなく、城下町論にかかわる研究者も議論に加わった(20名の参加)。(2)名古屋(平成20年10月25日):並木誠士の案内で徳川美術館の「東山御物」展、名古屋城特別展「失われた国宝、名古屋城本丸御殿」展、名古屋城乃木倉庫、中村遊廓などの巡見(10名参加)。(3)大阪城(平成21年1月24日):岩城卓二・北川央の案内で大阪城の豊臣大坂城、および師団跡を巡見した(20名参加)。[個別現地調査]研究分担者・連携研究者の各自が、古都論研究のため、全国各地を個別に調査した。高木博志-東京・奈良、伊従勉-首里・東京、田中智子-仙台・岡山・東京、小林丈広-山形・東京・仙台、谷川穣-東京、などである。 [その他]資料収集のためデジタルカメラを購入した。古都にかかわる図書・資料も購入した。
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Research Products
(6 results)