2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高木 博志 Kyoto University, 人文科学研究所, 准教授 (30202146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊従 勉 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (00151689)
藤原 学 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (60324670)
中嶋 節子 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20295710)
谷川 穣 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10362401)
小林 丈広 京都大学, 人文科学研究所, 非常勤講師 (60467397)
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Keywords | 日本史 / 古都 / 城下町 / 奈良 / 京都 / 首里 / 文化財 / 紀念祭 |
Research Abstract |
「歴史と都市」を鍵概念として、「歴史」や「伝統」などの「古都」表象と、政治的社会的現実とのズレや関係性を考察した。[定例研究会]メンバーや関連する研究者が、「近代古都」にかかわる研究報告会を年に7回、京都大学人文科学研究所を会場にしておこなった。京都・奈良・首里だけでなく、6月20日に井原縁の近代・高松の公園と観光行政をめぐる報告や、12月19日には能川泰治の近代・大阪城天守閣復興論、三澤純の熊本市を事例とした「「軍都」と都市基盤整備」の報告などがあった。科研のメンバーだけではなく、歴史学・造園学・美術史・建築史・文学研究など毎回20名をこえる研究者で議論した。[共同現地調査・研究会](1)仙台(平成21年7月18~19日):城下町と軍都仙台の問題を、仙台市歴史民俗資料館と共催で『仙台市史、近代1』の書評会をおこなったあと、佐藤雅也の案内で陸軍墓地・旧仙台城・仙台市博物館など城下町の近代と軍都仙台を考察する巡見をおこなった。研究分担者・連携研究者・研究協力者だけでなく、仙台市史編纂室メンバーや地域史研究者も議論に加わった(35名の参加)。(2)江田島・呉(平成22年3月7~8日):飯野利明の案内で旧海軍兵学校校内と教育参考館をめぐり、大和ミュージアムで飯塚一幸の軍港都市・舞鶴の研究報告ののち、入船山記念館へと巡見した(25名参加)。[個別現地調査]研究分担者・連携研究者の各自が、古都論研究のため、全国各地を個別に調査した。高木博志一東京・奈良、伊従勉一那覇、田中智子一前橋・東京、藤原学一東京、谷川穣一東京・横浜などである。[その他]古都にかかわる図書・資料も購入した。高木は民間青年文化論壇(中国珠海市)で陵墓の研究報告をした(8月7日)。
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Research Products
(14 results)