2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高木 博志 京都大学, 人文科学研究科, 准教授 (30202146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊従 勉 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (00151689)
中嶋 節子 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20295710)
藤原 学 京都大学, 人間・環境学研究科, 助教 (60324670)
谷川 穣 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10362401)
岩城 卓二 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (20232639)
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Keywords | 日本史 / 古都 / 城下町 / 奈良 / 京都 / 首里 / 文化財 / 紀念祭 |
Research Abstract |
研究報告書『近代歴史都市論』(平成23年度刊行予定)の発刊に向けて共同研究を行った。[定例研究会]科研メンバーだけでなく歴史学・造園学・建築史など関連の研究者とともに学際的に「近代古都」にかかわる研究報告会を年に7回、京都大学人文科学研究所を会場にしておこなった(毎回約20名参加)。京都、奈良だけでなく、たとえば5月15日には小野芳朗の岡山の都市計画、6月19日には山田誠の地理学における地方中核都市論、10月16日には本康宏史の城下町金沢の近代記憶論、1月22日には岩城卓二の尼崎の家臣団解体論、丸山宏が三都論など、地方の旧城下町の変容や比較都市論など多岐にわたるテーマが論じられた。[共同現地調査・研究会]過年の岡山、名古屋、大阪、仙台、江田島に続いて、平成22年7月17~18日に熊本城を中心として第6師団の軍事施設、第五高等学校などにかかわる史跡を巡見するとともに、熊本大学文学部・三澤純の協力のもとに『新熊本市史』近代1の執筆者を交えた合評会を行った(約30名の参加)。[個別現地調査]研究分担者・連携研究者の各自が、古都イメージと政治社会経済的現実の関係を調査するため、全国各地を個別に調査した(高木博志-奈良県立図書情報館・宮内庁書陵部、伊従勉-沖縄県立図書館・沖縄県公文書館、中嶋節子-熊本大学他、岩城卓二-鳥取県立博物館・石見銀山史料館、藤原学-東京・国立国会図書館他、中嶋節子-熊本市への巡見他、田中智子-長崎県立図書館・青山学院宗教センター他、谷川穣-東京大学明治新聞雑誌文庫・本願寺築地別院他、黒岩康博-国会図書館・横浜開港資料館)、など。その他、近代古都にかかわる図書・資料も計画的に購入した。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 都市空間の馴化2010
Author(s)
藤原学
Organizer
日中国際シンポジウム「近代日本の都市表象」
Place of Presentation
大連外国語学院日本語学院(中国遼寧省 大連市)
Year and Date
2010-10-29
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