2012 Fiscal Year Annual Research Report
世界遺産・厳島の総合的研究 ―「伝承・伝説の時代性」の視点から―
Project/Area Number |
20320103
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
狩野 充徳 広島大学, 文学研究科, 名誉教授 (30132426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸田 裕之 龍谷大学, 文学部, 教授 (10093585)
勝部 眞人 広島大学, 文学研究科, 教授 (10136012)
妹尾 好信 広島大学, 文学研究科, 教授 (10171357)
高永 茂 広島大学, 文学研究科, 教授 (10216674)
伊藤 奈保子 広島大学, 文学研究科, 准教授 (20452625)
本多 博之 広島大学, 文学研究科, 教授 (30268669)
西別府 元日 広島大学, 文学研究科, 教授 (50136769)
中山 富廣 広島大学, 文学研究科, 教授 (50198280)
有元 伸子 広島大学, 文学研究科, 教授 (50202768)
竹広 文明 広島大学, 文学研究科, 准教授 (60252904)
古瀬 清秀 広島大学, 文学研究科, 教授 (70136018)
フンク カロリン 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (70271400)
瀬崎 圭二 広島大学, 文学研究科, 准教授 (70413284)
三浦 正幸 広島大学, 文学研究科, 教授 (80136134)
久保田 啓一 広島大学, 文学研究科, 教授 (80186452)
野島 永 広島大学, 文学研究科, 准教授 (80379908)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 五国証文 / 広島藩儒寺田臨川 / 一宮 / 厳島大明神縁起 / 管絃祭 / 山陽道 / 瀬戸内海 / 五鈷種子鈴 |
Research Abstract |
人文学研究の方法論にそいながら、昨年度同様、一個の事例・事象に全体としてとりくむのではなく、「伝承・伝説の時代性」という課題を共通認識としながら、メンバーが個別に厳島にかかわる下位課題を設定して研究を推進するという体制をとらざるをえなかった。そしてその成果をもちより、また研究分担者以外を講師とした研究会を3回開催したが、諸般の事情により参加できないメンバーも多く、研究成果の共有という点ではやや問題を残した。 平成24年度のメンバーによる研究は、直接厳島神社ないしは厳島を対象とするものと、比較する地域や事象を設定してその特徴を把握し、これとの対比によって厳島神社あるいは厳島の特質を照射するものにわけられる。前者の例としては、山口県文書館や福岡県立図書館・福岡市総合図書館・大阪府立中之島図書館など歴史資料保管機関での厳島関係史料の調査、中世に定立する厳島縁起についての写本調査のほか、厳島神社所蔵の密教法具や厳島にかかわる広島藩々儒の認識の分析、さらには外国人旅行者の実態についての宿泊施設での聞き取り調査の分析など、多方面にわたって追究した。 後者の研究としては、前年度からの厳島における遺跡から出土した石材等の広がりを確認するための先史時代における瀬戸内海を中心とした交流・物流を追究した研究、厳島神社と同等の社格・歴史を有する神社の、社殿建築などの比較調査などがあげられるが、研究成果の社会還元として民俗学者宮本常一の瀬戸内海・広島にかかわる研究をテーマとしたシンポジウムも開催した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(29 results)