2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320115
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小沢 弘明 Chiba University, 文学部, 教授 (20211823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗田 禎子 千葉大学, 文学部, 教授 (10225261)
粟屋 利江 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00201905)
鈴木 茂 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10162950)
橋川 健竜 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (30361405)
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Keywords | 東欧近現代史 / 新自由主義 / 世界史 / 新帝国主義 |
Research Abstract |
今年度の研究成果は以下の通りである。 第一に、文献収集・整理については、新自由主義に関連する書籍・論文・映像資料を収集した。このうち書籍・映像資料を目録化し、ウェブサイトに掲載した。今後、論文等についても随時、目録化しウェブに掲載する予定である。地域的には、インド、アフリカ、ラテンアメリカに関する文献収集を重視した。 第二に、フィールド調査については、ブラジル(鈴木)、オーストリア(小沢)、ドイツ(小沢・浅田)の三か国に対して実施した。それぞれ、ルーラ政権の政策と歴史認識、社会国家の変容との関係、反新自由主義の思想と運動、という観点から調査を行った。また、小沢は別のプロジェクトとの関連からベトナムで研究調査を行い、新自由主義との関連についても文献収集・研究交流を実施した。 第三に、研究活動としては、今年度は、古典的自由主義および社会的自由主義との関係を重視し、若手研究者を交えた研究会を四度開催した。特に自由主義の思想・運動と地域社会との関係を分析した。また、小沢は比較教育社会史研究会の春季大会で、新自由主義と教育との関連を問う報告と研究交流を行った。栗田は、スーダン情勢との関連で、新帝国主義の構造を分析する研究報告を行った。橋川はイギリス帝国の支配構造とオーストラリアの位置を検討し、粟屋は、新自由主義下南インドの地域社会とその変容を分析した。
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Research Products
(20 results)