2010 Fiscal Year Annual Research Report
日独関係史における相互認識:想像、イメージ、ステレオタイプ
Project/Area Number |
20320116
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
SAALER Sven 上智大学, 国際教養学部, 准教授 (70401205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WIPPICH Rolf-H. 上智大学, 国際教養学部, 教授 (30240617)
田嶋 信雄 成城大学, 法学部, 教授 (80179697)
川喜田 敦子 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 准教授 (80396837)
加藤 陽子 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (90218321)
石田 勇治 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30212898)
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Keywords | 日独関係史 / 国際関係史 / 外交史 / 軍国主義 / 帝国主義 |
Research Abstract |
本研究は、近代日本とドイツの関係史において、両国の相互イメージの形成とその形成要因、そしてこのような相互イメージが二国間関係に与えた影響を明らかにしようとするものであった。 2010年度は、本研究の最終年度で、3年間の研究成果をまとめるため、2010年12月に国際シンポジウムを開催し、20人の報告を日独同時通訳付で行った。シンポジウムの参加者の延べ人数は150人にのぼった。このシンポジウムは在日ドイツ大使館の「日独交流150周年」の正式な催し物として公認され、大使館のホームページで案内された上、大使のVolker STANZEL氏がシンポジウムで講演をされた。また、来日中であったドイツ国会副議長のWolfgang THIERSE 氏もシンポジウムの閉会の挨拶をされた。シンポジウムの諸報告を出版物でまとめるため、報告の翻訳の財源を確保し、将来に日本語版・英語版の2冊の出版物を企画し、出版社の協力も確保した。 さらに、研究代表者が在日ドイツ大使館の「日独関係の150年」(www.dj150.jp)というサイト開設に当たって、サイト内容についての協力を依頼され、「日独関係の150年概要」を執筆し、「在日ドイツ大使館の歴史」に関する情報を提供した。 なお、本プロジェクトのホームページを開設し(www.nichidoku.japanesehistory.de)、そのページにてこれからも研究成果をさらに公開していく予定。
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Research Products
(27 results)