2010 Fiscal Year Annual Research Report
キリシタン墓碑の調査研究-その源流と型式分類のための再調査
Project/Area Number |
20320125
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Research Institution | Nagasaki Junshin Catholic University |
Principal Investigator |
片岡 瑠美子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (20185797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下川 達彌 活水女子大学, 文学部, 教授 (30389530)
片岡 千鶴子 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (50123831)
五野井 隆史 聖トマス大学, 文学部, 教授 (70013282)
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Keywords | 歴史考古学 / キリシタン史 / キリシタン墓碑 |
Research Abstract |
今年度調査の目的:主として、南島原半島で昨年度までに調査が及ばなかった墓碑の所在確認、実測、測量、製図、写真撮影を主とする。あわせて、近年の町村合併によって住所が変更している場合の所在地確認も行う。 今年度は、5回の現地調査を行った。 南島原市有馬町吉川においては、これまでに調査報告がない4基のキリシタン墓碑と思われるものがあり、それぞれの実測、写真記録を行った。砂岩のため墓碑の風化が進み、また土中に埋もれたままの墓碑など、調査の緊急性が高いものであった。須川においては、先行研究により報告されている6基のうち、存在が確認できたのは4基であった。 東彼杵郡波佐見町野々川の墓地においては、墓碑の型式変遷を確認するために、キリシタン墓碑を中心に平板測量を実施した。測量ポイントを2か所とし、100分の1の単位とした。 これらの調査結果を製図するとともに、調査結果をシステムへ入力し、データベース化を進行中である。 研究分担者下川達彌が7月24日(土)に「キリシタン墓碑の源流を訪ねて」と題する研究発表を行った。
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Research Products
(1 results)