2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20330009
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
最上 敏樹 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70138155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吾郷 眞一 九州大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50114202)
坂元 茂樹 神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20117576)
酒井 啓亘 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (80252807)
児矢野 マリ 北海道大学, 大学院・公共政策学連携研究部, 教授 (90212753)
中川 淳司 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (20183080)
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Keywords | 国際法学 / 国際機構論 / 公法学 / 政治学 |
Research Abstract |
平成22年度(東日本大震災の影響により延長した平成23年4月~平成24年3月を含む)は、それまでに概成していた研究基盤を整理し、立憲主義と機能主義が国際法において理論的に統一可能であることを確認し、その整合的理論を構築する作業を開始した。 各自がそれぞれの専攻分野について論文を執筆し、論文集の形で刊行することを決め、株式会社東信堂が出版を引き受けてくれるところまで計画は進展している。ただ、共同研究者それぞれの事情もあり、平成23年度末までには原稿を揃えて出版にこぎ着けるまでには至らなかった。平成24年度中には原稿を揃え、しっかりとした成果を刊行することを確認し、鋭意努力している。 現時点にける執筆確定者と論文題の予定は以下のとおりである。 ・児矢野マリ:国際環境法における手続き的義務(とくに事前手続き義務)の展開とその機能 ・山形英郎:住民保護責任の展開 ・桐山孝信:先住民族の知的財産権について-国連先住民族権利宣言31条を中心に- ・中谷和弘:外資規制およびSWFに関する一考察 ・酒井啓亘:ソマリア沖における「海賊」の取締りと国連安保理決議 ・坂元茂樹:条約義務の解釈上の変更-自由権規約委員会の実行を素材に ・中川淳司:ドーハラウンド漁業補助金交渉と海洋生物資源保存管理レジーム ・吾郷眞一:機能主義の諸問題 ・最上敏樹:国連体制における機能主義と立憲主義 なおこの間、当共同研究の刺激するところとも相俟って、わが国学界においても今回研究課題への関心が高まった。2012年6月に東京で開催されるアジア国際法学会研究大会(国際大会)では国際立憲主義の再検討が主題とされる運びとなっている。
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Research Products
(17 results)