2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20330021
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森際 康友 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40107488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 恒雄 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20127715)
長谷部 恭男 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (80126143)
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Keywords | 法曹倫理 / 公共性 / 法実務教育 / 紛争処理 / 弁護士職務基本規程 / 法曹倫理国際学会 / CCBE / 弁護士倫理研修 |
Research Abstract |
22年度も各自が研究を継続、並行して国際会議の企画・実行もしくは研究成果の発表を、国際的に、併せて12件行った。すなわち、5月初旬にパリの高等師範学校にて森際・長谷部が研究発表、5月末、森際が蘇州及び北京で編著の教科書の中国語訳出版を記念した招待講演を行い、6月末にはアンカラでトルコ弁護士会連合主催による弁護士倫理の国際シンポジウムを企画・報告し、7月には第4回国際法曹倫理会議(スタンフォード大学)にて比較裁判官倫理のパネルを企画し、報告した。8月には長谷部がオスロで、9月には森際がハイデルベルグで、10月にはパリで研究発表を行った。12月には森際がドイツ裁判官アカデミーで裁判官倫理の哲学的基礎について講演した。2011年2月には、東京で、「職域拡大時代の弁護士倫理」と題して次期研究計画を視野に入れつつ3年間の研究を総括する国際会議を企画・開催、併せて2011年度以降の研究打ち合わせを行った。この間、森際は法科大学院における法曹倫理コアカリキュラムに対応した教科書の改訂作業を行った。また、長谷部・森際は5月に須網隆夫(早大)教授と共にCCBEにおける欧州弁護士倫理統合作業について調査し、その成果をジュリスト誌上で発表した。これを含めて研究成果の出版数は雑誌論文7編、単著1冊である。教育研修実践については、森際が本年度もドイツ裁判官アカデミーで裁判官の、東京の司法書士会館で司法書士の倫理研修を行ったほか、本務校以外に学習院大学、ルンド大学(スウェーデン)で法曹倫理の講義を行った。こうして「法曹養成における職業倫理教育の理論と方法」の開発に寄与する研究を実施した。
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Research Products
(20 results)