2009 Fiscal Year Annual Research Report
中山間地域における都市農村交流を媒介とした地域再生方策
Project/Area Number |
20330099
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
斎藤 義則 Ibaraki University, 人文学部, 教授 (70162245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
帯刀 治 茨城大学, 人文学部, 教授 (20007751)
斎藤 典生 茨城大学, 人文学部, 教授 (80091859)
佐川 泰弘 茨城大学, 人文学部, 教授 (50311585)
原口 弥生 茨城大学, 人文学部, 准教授 (20375356)
小原 規宏 茨城大学, 人文学部, 講師 (40447214)
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Keywords | 中山間地 / 都市農村交流 / 兼業農家 / 体験メニュー / 自給自足 / ライフスタイル / 山形県西川町 / 物質循環 |
Research Abstract |
平成21年度は,茨城県の北部地域に位置する大子町のなかでもさらに北西部に位置する北郷地区の4つの農村集落を対象として,農業経営状況を踏まえつつ、「自給自足の暮らし」というライフスタイルを抽出するための調査を主に行った。生産面では中山間地域農家の問題点ばかりが強調されているが,生活面すなわちライフスタイルの面から見ると,兼業という安定した家計維持、自然環境を活用した食・住・遊の暮らし、牛を飼うことにより堆肥としての畑への還元による集落における物質循環が行われている。 主要な調査の2番目は、このような自給自足で持続可能な暮らしを都市住民に伝達する都市農村交流プログラムを検討していることである。どこででも行われている農作業体験やそば打ち体験などのような表面的で一過性のものではなく、自給自足生活の基本となり持続可能な生活となる食と水と自然エネルギーをどのようにして得ることができるかを学習し体験する都市農村交流を社会実験として翌年度実施することを検討している。この調査の過程で農家の都市農村交流に対する潜在的ニーズを分析している。 主要な調査の3番目は,山形県西川町の研究視察である。都市農村交流を「ライフスタイル提案と位置づけていることが1つの発見であった。
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Research Products
(1 results)