2010 Fiscal Year Annual Research Report
中山間地域における都市農村交流を媒介とした地域再生方策
Project/Area Number |
20330099
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
斎藤 義則 茨城大学, 人文学部, 教授 (70162245)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 典生 茨城大学, 人文学部, 教授 (80091859)
佐川 泰弘 茨城大学, 人文学部, 教授 (50311585)
中田 潤 茨城大学, 人文学部, 准教授 (40332548)
原口 弥生 茨城大学, 人文学部, 准教授 (20375356)
小原 槻宏 茨城大学, 人文学部, 講師 (40447214)
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Keywords | 中山間地域 / ライフスタイル / 一部自給型ライフスタイル / 都市農村交流 / 地域再生 / 外部支援者 / 交流体験プログラム / 地域社会 |
Research Abstract |
まず第1に、茨城県大子町の八溝山麓地域を対象にして、社会実験としての都市農村交流会を11月28日(日)に実施した。交流会のテーマは、「水・エネルギー(薪)・食糧」を一部自給するライフスタイルを見学し、住民から一部自給型のライフスタイルを紹介してもらうことであった。なお、募集人員30人のところ60人が参加し好評であった。交流会の企画過程で、地元住民による「黒沢都市農村交流を考える会」ならびに将来の農家レストランを担う料理上手な女性達を組織し立ち上げた。交流会後、反省会と今後の展開方向について協議し、今後の課題が明らかに立ったと同時に、継続して交流会を行うことになった。 第2に、「ライフスタイル提案産業」として「一部自給型ライフスタイル」を位置づけ、その課題を検討し、さらに当地域のライフスタイルを検証することになった。 第3に、外部支援者の役割を交流会の企画・実施過程過程から検討すると、地元にとっては初めてのこともあり、大学側に過度に依存する傾向がみられ、対等な協働関係にする必要がある。さらには、外部支援者の地域に対する知識や文化理解の豊富さが求められ、継続して交流会を行うには、支援者への一定の謝礼、給与が必要である。
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Research Products
(1 results)