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2008 Fiscal Year Annual Research Report

日本社会「劣化」の言説分析:言説の布置・展開およびその特徴と背景に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20330111
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

是永 論  Rikkyo University, 社会学部, 教授 (50275468)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 柄本 三代子  東京国際大学, 人間社会学部, 講師 (90406364)
浅岡 隆裕  立正大学, 文学部, 講師 (10350290)
金 相美  名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 准教授 (10401241)
清水 真  立教大学, 社会学部, 助教 (30386445)
Keywords言説分析 / 日本社会 / 劣化
Research Abstract

言説分析の方法論を最新の学術知見を検討する中で練り上げていった。また日本社会における劣化言説の流れを大まかに整理し,社会事象の流れに位置づける作業を行なった。その目的を分析的に実施するために、メッセージ分析を行う媒体・期間・選出基準の決定を下記のような段階に分けて行なった。
1.全体の研究計画および年間計画の策定2.実証的研究のための分析枠組みの検討
3.言説分析に関する先行研究の整理4.新聞および雑誌記事を通しての90年代以降の劣化言説の流れと社会情勢の概観5.調査対象の検討と準備
分析枠組みとしては、現在までに展開している、言説分析の多様なあり方を整理すると同時に、従来展開してきた日本人論および日本社会論との関係について、特に重点的に検討が行なわれた。4の結果としては、日本社会の劣化が特に言説として顕著になったのは、特に1990年代の後半からで、特に経済的な分野を中心としていたことが明らかとなった。これに加えて、いわゆる日本社会論や日本文化論の言説的な特徴が、経済言説以外の言説自体のジャンルの広がりや、複数の共通したロジックとして表れていることも明らかとなった。また韓国を主とした海外における社会言説との比較について、自国社会の劣化を強く見る言説自体の存在が、特に日本社会に特徴的であることも示唆された。
以上の結果を受けて、次年度においては、日本社会における1990年代の言説を中心に、流通過程や消費のされ方について、ジャンルごとの言説に分けて検討することが示された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 現代社会におけるリスク・不安意識と情報リソースの関係について2008

    • Author(s)
      是永 論, 池上 賢, 浅岡 隆裕, 柄本 三代子
    • Organizer
      日本社会学会
    • Place of Presentation
      東北大学
    • Year and Date
      2008-11-23

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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