2008 Fiscal Year Annual Research Report
授業研究による算数教師教育教材の国際共同開発研究 -授業者の視線に立つ授業力改善-
Project/Area Number |
20330178
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
礒田 正美 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (70212967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 実 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50241758)
二宮 裕之 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40335881)
溝口 達也 鳥取大学, 教育地域科学部, 准教授 (70304194)
岸本 忠之 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (50324025)
小原 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (20375455)
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Keywords | 授業研究 / 教員研修 / 国際研究者交流 / 算数・数学 / 授業づくり / 教材研究 / 多国籍 / 教師教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は「授業研究による授業者・参加者の授業をみる目の変化を明らかにするとともに、その調査をする過程で、授業力を改善する教師教育教材書(含むビデオを海外共同研究者等と日本語・英語で開発する」ことにある。初年度である本年度は、相手側との実施上の調整を経て、授業研究、授業づくりの方策に焦点を当てて実施された。特に米国、アルゼンチン、マレーシア、オーストラリアにて授業研究並びに調査を実施した。米国では、日米の授業研究の成果交換がなされ、日本側から授業づくりの方策が示された。チリとの調整を経たアルゼンチンでは、教員養成校と共同で授業研究が実施され、日本型授業研究参加の学生の印象調査がなされた。マレーシアでは、マレーシアの教員・指導主事、アフリカからの研修員に対する授業づくりに焦点を当てた授業研究がなされた。初体験でなかったが、日本の生徒中心の授業づくりの方法について、関心を得ることができた。オーストラリアでは、日本の授業研究を紹介するとともに、遠隔地における授業研究方法として授業ビデオの利用を試みるとともに、ビデオカンファレンスシステムの可能性を検討した。授業ビデオを利用し、協議会のみを集団で実施するものである。遠隔で授業について語り合う機会に乏しい地域での授業研究方法として注目された。ブラジル、ホンジュラスの研究者と計画を検討するとともに、メキシコでの数学教育世界会議、タイでのAPEC授業研究プロジェクトなどで成果報告した。加えて、初年度として、ビデオの再編集を開始した。また、教材・教具の開発を開始し、特に授業研究成果を2冊刊行することができた。
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Research Products
(4 results)