2009 Fiscal Year Annual Research Report
授業研究による算数教師教育教材の国際共同開発研究―授業者の視線に立つ授業力改善―
Project/Area Number |
20330178
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
礒田 正美 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (70212967)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 実 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50241758)
二宮 裕之 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40335881)
溝口 達也 鳥取大学, 教育地域科学部, 准教授 (70304194)
岸本 忠之 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (50324025)
小原 豊 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (20375455)
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Keywords | 授業研究 / 算数・数学教育 / アジア・太平洋経済協力 / 教員研修 / 教師教育 / 問題解決 / 授業力 / 初等教育 |
Research Abstract |
日本型授業研究は、日本の教師教育の要であり、国際的に共有されつつある教師教育方法であり、教育研究分野で日本が国際研究動向をリードする希少な研究主題である。本研究の目的は「授業研究による授業者・参加者の授業をみる目の変化を明らかにするとともに、その調査をする過程で、授業力を改善する教師教育教材書(含むビデオ)を海外共同研究者等と日本語・英語で開発する」ことであり、同時に世界21ヵ国で展開するAPEC授業研究プロジェクトで提案し、評価される日本側の研究成果を提案することにある。 平成21年度は、海外研究協力者と共同して、次のことを実施した。5月・7月・11月タイ、6月・9月メキシコ、6月米国、9月チリにおける授業研究の調査を実施した。その調査過程で、問題解決授業づくりについて、現地において利用可能な内容を検討した。8月までに日本語版を完成し、11月に出版した。英語版は9月に英訳を開始し、7割完了した。現在なお内容を整理している段階にある。内容を国際学術書出版で知られるWorld Scientific社に確認したところ、授業研究シリーズとしての出版が決まった。英語版の出版は、2010年8月開始を予定している。 1月・2月にAPEC会議での成果発表に向けた相談を行い、2月の成果発表では、予定の成果を発表することができた。その成果は高く評価され、3月には別にAPEC会議に招聘され、講演を行った。その成果はAPEC, Knowledge Bankに掲載される。
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Research Products
(7 results)