2010 Fiscal Year Annual Research Report
医学部・薬学部・看護学部におけるESP教育のためのEラーニング教材の開発研究
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20330189
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| Research Institution | Kobe City College of Nursing |
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Principal Investigator |
川越 栄子 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (80285361)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
スティーブン ライアン 聖トマス大学, 人間文化共生学部, 教授 (10257884)
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| Keywords | ESP / 医学科 / eラーニング教材 / 世界の医療事情 / 速読(wpm) / 医学英語語彙 / 世界的権威者からのメッセージ / 看護学科 |
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| Research Abstract |
英語で世界の最新情報を収集出来る質の高い医療職者を育てるため、医療ESP(専門に特化した英語)教育を行う事が究極の目的である。本研究では医療系の学生のためにeラーニング教材を作成し試用させ、教材の効果を検証した。昨年度までに開発したeラーニング教材を、昨年度の学生アンケートを参考に修正し、阪大・神大・大阪市大各医学科、神戸市看護大の学生約200名に試用させた。
eラーニング教材に盛り込んだ4点に対する医学科での成果は次のとおりであった。
(1)世界の医療事情-VOAのtranscriptから医療関係のニュースを集めたが、アンケートで大半が「広く医療事情を学べ、興味深かった」と答えた。
(2)速読力-毎週約1,000語を速読させwpmを測定したが、3ケ月で平均30～40%伸びた。
wpmを測ることは大半の学生が「有意義であった」と答え、大半の学生が実感として「少し速く読めるようになった」と答えた。
(3)医学英語語彙
必要な基礎用語3,000語をリストアップしたが、約40%の1,200語を1年間で習得した。eラーニングによる医療英語語彙習得について大半の学生が「有意義であった」と答えた。
(4)世界的に活躍中の医学者からのメッセージ
世界的に名声を博する医学者からの医学英語を学ぶ重要性についてのメッセージをビデオ撮影し、視聴させたが、大きく英語学習のモチベーションを高める事が出来た。学生がめざす将来の理想像からの英語の重要性のメッセージは、ESP教育において最高の教材である事が証明でき、全ての領域の英語教育の手法として全国に提言できるものである。
(1)～(4)全体として、eラーニング教材を大半の学生が「有意義であった」と答え、客観的数値も速読力、語彙力で大きく伸び、実感としても実力がついたと感じ、評価が非常に高く、当開発研究は成功であったといえる。
(看護学科においては選択科目で当eラーニング教材をもとにしてプレゼンテーションの練習をさせたがこの方法も学生から高い評価を得た。)
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